2012-12-31

伊勢の斎王


目覚めてきた魂たちよ

わたしもこうして光のなかにいます

この年の9月の満月をもって

わたしはここにいます

これまで封じられてきた健やかな光の筋が
今こうしてあなたの眼前に現れることができたのです

どうかそれを信頼してください

わたしはあなたがたとともにあります

なんという幸運でしょう

水は光を導きます
すべてを清め健やかにします

透明な光の水をどうぞ受け取ってください
わたしはあなたとともにいます

風になびく衣をとても久しぶりに見ました
その風の道筋はあらゆる困難も打ち砕くでしょう

明るい日射しとともに
わたしたちとともにどんどんと光の空間に躍り出ましょう

いつも一緒にいます

のびやかなるこの空間でともに歩みましょう


斎王より


 

良識を持つ


この1年、自分も含め病に伏した人たちと多く接した。51歳を過ぎた年回りとしてもそれであたりまえかもしれない。

不治の病を知りつつも、実はどこかで病は必ず治るものとして認識していた自分に気が付いたのは数年前に母を亡くしたころだったかもしれない。

そしてさらにそんな気づきも覆るという世界にちょっと足を踏み入れてみた。しかし、やはりそれはなんとおめでたい思考なのかというふうに言っておくしかない。

それが一般の世の常識的な「思い」だからだ。

そうでなければどうして東北で被災した人々に寄り添えるだろう。

そうでなければどうして不慮の事故で罪のない子を失った親に向き合えるだろうか。

その世界では、死はちょっとした出来事のように言ってみせる人がいたりする。目覚めていれば癌も治っているはずだろうと豪語する人がいる。津波にさらわれた人々はもうそのことが決まっていて光になって救われていると直後に書いたりしている人がいる。その世界を知った人はその世界を知らない人よりも優れているかのようにふるまったりする人がいる。

そんな無神経な人は決して悟ることも目覚めるということもないだろう。

その世界での盲点は読み手によってあまりにも認識の幅がありすぎるということだ。
簡易な言葉は深みと浅はかさの両方を兼ね備えている。

目覚めた者とは依然として少数だ。

感性と読解力のない者は光を前にしながら簡単にもう一つの呪縛にかかるだろう。






 

2012-12-30

其処

無言でいたら

何かを言いたくなるのか

何も言いたくないから

無言でいるのか

言葉を無くしたとき

無限の可能性をそこに観る

限りなく波打つ

この表情

源泉に立つ

自分の影を観ては

宙に浮き

泡立つ未来の約束は

もう果たした

2012-12-29

明けがたのアバンダンティア

なにを受け取りたいですか

なにが好きですか

いつもあなたのそばにいます

ささやきに耳を傾けてください

ご自分の手をみてください

みつめてください

そこになにが乗っていますか

それがあなたのものです

受け取るのも

手放すのもあなたが選択できます



アバンダンティアより

2012-12-27

年の瀬





もう新たな道筋が見えている

昨日のひきこもりも

今日は日の出の眩しさに手をかざす

冬の光は氷の輝き

遠い波に思いを馳せて

必ず人が戻ってくることを誓う

生きた土地の痕跡は

まさに今復活するのだ

迎え入れるのは懐かしい宿の火

木々の精霊

花のように香る
雲の流れ



りりの庭~大天使ミカエルの背中


ヒャッホー!!!

こんな遊びは久しぶりかもよ~

こんな遊びって・・・?!
久しぶりって
こんなのは初めてでしょーが!

白い馬の上
雲みたいな

と思ったら雲の上を飛んでるではないか!

馬は・・・そうあのとき見た馬
正面から現れて
私に乗りなさい・・・
その言葉の響きは命令ではなく誘いでもなく
ただあなたがそうしたければ乗って構わない
あなたは乗ることができる
そんな語調

ミカエルとさらに高次の存在から剣を受け取るように促され・・・
そうしてみたものの
これで何すんのか?

戦うにはもうその無意味さを知りすぎている

ただ防御に使うのかな・・・

疑念をもちつつそのままにして
もしかして来年はそうしなければならないから
前もってギフトされた?!

となるとしんどい予兆ではないか・・・と憂えてみたり

そのときりりは無関心だった

なにか積極的なアクションなら騒いでいるはずだし

やはり粛々と防御しなければならない歳まわりかも・・・年代もそんな年代

これからもそうだ
そうだろう・・・

しっかーし!

違ったみたいだ

りりちゃん
解説どうぞ

あいよ~

ヤッホー

こーんなに高いところだね~
白いお馬には翼だよ
ミカエルの翼かな
ともかくその背中に乗ってね
飛んでるの!掴まっててね
そして今まで対峙してたものを完全にミカエルに任せたよ
それでよかったのに
ご苦労様だってさ

4本の剣は四方の離れたところに宙に浮いている
下から黒い煙が立ち上ると
それを撥ね返している

地上の混乱
まるで戦争のよう
放たれているのは人の念という爆弾
ところどころで火を噴いている
黒焦げの煙が大きく昇る
ドラゴンが現れそれを蹴散らす
それでも間に合わないくらい

高々と舞い上った天界と地上の狭間
ミカエルはいつだってそこを見回り続けていた
まるで警備隊だ

こんなところに私はいたのか

そうです
あなたは選んでそこにいました
それがしばらくの使命だと信じていましたから
よくがんばりました
そろそろいいのですよ
私の後ろにしばらくいていいですよ
そのように許可がでています

キャッホッホーー
翼の上にも乗っていいかな~

おーりり!!
いいけどね
落ちないでね
やっぱりハラハラする私










 

2012-12-24

冬の欅


先日、散歩の途中に欅(けやき)のはがれていた木の皮を採取。
通りががってふと呼び止められた気がして見上げたのでした。

そこは古い神社・仏閣が並ぶ街道沿いの崖線の下、いわゆるハケ下と呼ばれるところで昔は湧水があちらこちらでみられたところです。

相変わらず凛々しくそびえ立つ欅。
幸福感を呼び覚ますお手伝いがとっても上手な木です。

採取した木肌をすぐにリーディングしてみる。

ふわっとはじめ赤色のエネルギー、これはもしかしてこの時期ならでは・・・?次におなじみのグリーンに変わりふわふわと胸のチャクラからしみ込んでいく感覚。さわやかさもいつもの通りでした。グラウンディングも手伝ってくれてしっかり大地とのつながりも体感できます。

サイモン&スー・リリーさんは、このエネルギーをエッセンスとして開発してジャパニーズシリーズの1本にしています。エネルギーの表現はパンフレットでは言葉で降ろしていますが、実際は色や音でも表現しています。

深みのある樹木のエナジー、木の精霊として感じとる方も多いはず。これらは、さらに高次の存在への水先案内も買って出てくれています。

そのまま空を見上げた時、あるいはじっと自身の身体と内面を注視したとき、深い高いところに至ります。

http://simonhlilly.com/




*** *** ***

グリーマンエッセンス、ジャパニーズシリーズ

ケヤキ
対応する色:グリーン
キーワード:友情
心のバランスをとり関係を改善する。幸福感を増す。状況を楽しむ。セルフイメージの改善。他。

「グリーマンエッセンス オフィシャルガイドブック」より抜粋

2012-12-21

十字架


寒いね
キリストは胸に何を持っていたか知ってる?
それはね
林檎だよ
とても赤いの

かじると少しすっぱいけどやがてさわやかな風のように甘さがひろがるよ

風が冷たいけど大丈夫?
キリストは孤独のなかでなにを考えていたと思う?
それはね
新しい歌の歌詞だよ
胸の奥が熱くなる

謳うと音痴がわかるかもしれないけどほのかな幸福とつながるよ


 

2012-12-19

出た!月



今月の新月もしんどいエネルギーをキャッチしてしまってなんだか嵐の夜のようだった。
確か10月もしんどかったような。
じっと耐えるしかないんだな・・・。
願いが叶うとか言って集中して願掛けし過ぎなんじゃない?

知らぬ間に夕方瞑想するしかなくなり、ひたすらハイヤーセルフと
地球の地平線を眺めていた。(瞑想視界のことです)

なんというかねぇ。やっぱりいわゆるネガティブな様相がこう切れ切れになって風に舞っているみたいな・・・。
下手してあたったら大変でしょ!なんて誰に言えるでもないのだけど。
単に自分が感じやすくなってるだけでしょ、と言われてしまえば、はいそれまでよ。

いやはや、こう2012年の冬至前のデトックスといえばいいのかな、
でもエゴって感じなんですよ~。いいけどね。でもなんか依存しすぎだよ~。
次の朝の外の空気はスキッとはしてたかな。

地球よ、宇宙よ
ご苦労様、ありがとう。

今日はセージでお部屋の浄化。実は煙があまり好きでない私。
水晶での浄化もまたやろうと決心した。

しかし政治を見てもこの感覚はなんだろうと思わずにはいられない。

毎日祈ろう。












 

2012-12-16

薄暗い闇


少々困難な状況に陥ったかのように見えている、そんな人を狙った闇の使いがいるようだ。

気づかずに奴隷のように支配されているのはあなたかもしれない。

一昔前のはっきりとしたマインドコントロールではなく
ほんの小さなこと、特に他人には話さない個人的なことをきっかけにして
まんまと心の中に入り込み巣をつくる。

生活はいつものとおり
誰から見てもさほどの違和感もない。
けれども深く分け入れば
そこにあるのは罵声にも似た数々の言葉が恐怖とともに
黒い袋に入って膨らんでいる。

そして知らぬ間に自らも次のターゲットを探し回っているのだ。
自分と同じものを作り出そうとして
ひとりはさびしい
あなたもそうよ
わたしもこうだから

そんな会話のなかに潜んでいる。
ほくそ笑んでいる。
無意識のねずみ講のように

巧妙なその術にあなたがわたしがはまるかもしれない。
もうはまっているかもしれない。

ヒントは
「わたしもそうだからあなたもよ」


 

潜り抜ける


潜(くぐ)り抜けてきたものとは

潜水のようにしてあなたはそこを潜り抜けた

鳥のようにしてあなたはそこを飛び立った

土砂に埋まりそうになりながら

あなたはそこをかき分けてきた

それはあなたの中にある

ありつづけた



再び

そこにいる

真の音とは何か

奏でられた鳥のさえずり

道端の草木が伝える風の揺らぎ

潜り抜けてきた

土に踏みしめられて埋まっていたと思った

その土を踏め

きりきり舞いさせられた

その風に乗れ

息次ぎという絶え間ない努力は

真に至るひと時の夢


2012-12-15

再会


再会を果たしたソウルメイトが弟子を連れて作品を見せてくれた。
寒々しい空ほど空気は澄んで星が瞬く。
作品うんちくは絶好調だ。和やかなひと時が柔らかく流れてゆく。

病院にいる子供に毎年わざと小さなクリスマスツリーを作って驚かせているそうな。
年ごとに小さくすることに挑戦しつづけ、ついにこれ以上小さくできないというほどのミニチュアツリーが出来上がっていた。
虫めがねの世界が堂々と広がる。

来年どうしよう?アイデアない?
笑顔が傾く。

そうねぇ。今度はミニチュアの本にする?小さい絵を描くの。

いいね。
また、次も楽しみだね。

個展はやるの?
なぜか私の夢も膨らむ。

場所の設定作業さえもうれしくてたまらない。
新たなステージが続く。
人の手が笑顔をつくってくれるんだから本当に温かい。

2012-12-14

集会


近所中を嗅ぎまわって寄り集まる

集会しているのは

行くあてを無くした人々の群れ

住むあてもなく漂いながら
言葉が混雑していく

「今ならまだ間に合う」

そういわれて
警報に耳を傾けず
飛び込む踏切の中


車輪は飛び交い
犬のように吠える

この集会は何だろう

 

霜の降りる朝


陰鬱な影をまたみた

全くなにを考えているのやら

地球規模で一度にエネルギーを負に換える

何度となく注意してみていると

何処まで行っても同じことの繰り返し

場所を変えても

時を変えても

同じことをする人々

もう一度だけ
待っててくれと言っても

どうなるか
もはやわかるすべはない


****


白い空気に触れてみた

すると立ち昇る

円の中に

一羽の鳥が現れた

片方の羽に何かを付けている

その羽はあっさりと抜け落ち

この地上に落ちて

木の葉のように回転する

雲に乗った郵便配達は

手紙の宛名を確認していなくても

届くべきところに届くのだという








 

2012-12-13

流れた星


沈む土地
落ちる地球
月から見てみた

流星
ペガサスの尾
さみしい旅人
人から見てみた

 

2012-12-06

種まき

いくつかの疑問こそが人を内側から保つ礎になる

「テーマ」そのものが逸る心の原動力である

湧く水のごとく
それは際限なく繰り返される

そうなることが
明日を解き明かす道しるべである

胸に何者かを埋め込まれたものは

自分を失いかねない

本来の魂の呼び覚ましに他のエネルギーはいらない

自身でいるために他の何かの指図はいらない



 

2012-11-30

りりの庭~奇怪な訪問客


それはそれは
不思議な朝でした・・・

すりガラスの向こうに透けて虹が見えたので
あっと思い窓を開ける

すると空き地の一か所から虹が始まっている出発地点のように見える
わーいと思って見つめるとすぐわきに白い円が立ち上がる
中を観ると妖精らしい姿・・・?

喜んで観ていると
何か言ってるみたいだが
よく見えない聴こえない

そして
近づいてきた
え?って思ったらだんだんでかい口で何か言ってるように見え始めた

むむ、「じ・し・ん・が・く・る・よ」って?
なんとそんなことを言っているような・・・口の形

いよいよアップになってくるとその妖精
おばさんともおじさんともいえる顔だ

あれれ~
おばさんでもおじさんでもいいけどね、もちろん
でもなんか違うねぇ

次の瞬間
ドカンッ!!
と大きなバスが到着

何だこれは!という間もなくぞろぞろ人らしき形が降りてくる
大挙して私が立ってる窓のほうへ向かってきた

ぎょぎょぎょ
やはり年寄でしかもしわがれた声もガヤガヤ聴こえる
色はなんというか、ねずみ色だな~

「まだ入れないの?」
と言ってきた

それだったのか!!言いたかったのは!
同時にちょっとたじろぐと
そのうちの一人が窓の外から中に手をつっこんできた



なぜだかな~
私はやかんを持っているんだよね~
これぞ私かもね~

水なのかお湯なのかわからないけど
ともかくやかんの口をその手に向かって傾けてみた
お湯か水かが注がれる

その腕は艶のないねずみ色
そして水の沁みが出来上がる

手はひっこめられた

でも次の手が
また
「もう入ってもいい?」と言いながら伸びてきた
その手は私の左手首付近に触れた

それをじっと観ると
私の手がすーっと透けていく
日に晒されたように眩しくなって
水のように揺らぎ
そこに虹がたわんで映っている

伸びた手は消えた

こんな群衆にはイエスさんを呼ぶと決まっておる
間髪入れずにミカエルも呼ぶ

あらゆる高次の存在を呼ぶ

それらはやってきた

雲のように私を囲む

細かい黒い点になった灰色の群れは
雲に触れると次々に火花のように光っては消えた

おー
りりちゃん出番だね!
そ、そうでしょ?!
もうひと踏ん張りしておこう

はーい!!オッケッケーー!
わたしね、バスの運転したい!

きたきた
りりちゃんの豪快発言

はいよ、わかった運転してね
たぶんあの人たちは長ーいながーい間あのままだったんだね

バスに乗っけてどうする?

ふふっ
決まってるよ、虹のアーチを渡るの
中をトンネルみたいに潜り抜けてもいいね!

ヤッホーッホー
行ってきまーす!!

♪運転手は君だ
車掌はいない♪

よろしく~
お、みんな静かにおとなしく座ってるじゃん
その調子その調子
あとはイエスさんに頼もうね

うん
そうしよう
それがいい









 

2012-11-29

りりの庭~かわいそうな魔女~その5



なんてことだろう!!

こーんなに太いラインが!

それでエネルギー吸われていたのか~!!
知らんかったわー

コードは太く私の体に繋がっていた

その先は美魔女に繋がっている
美魔女は半ば安心して
他のレースをむさぼっていたのだわ!!

そ、そんな~

りりちゃん!知ってた?
知ってたね~
ははは

そうだ私も知っていたのだわ
だからこうしてこんな作業をする気になったのだ

りりちゃんも応援してるし
それにこうなると大天使ミカエルもフル出場になるねぇ
ミカエルさん、どうか側近くに待機していておくれ・・・いつもどおりクールに立ってるミカエル・・・
この方も余裕ねぇ(あたりまえか・・・)

さてさてそろそろ技にいきましょうね

りりちゃんも楽しそうなことだし・・・



魔女には家族がいたはずだ
ちょっとその家族出てきておくれ!!
えい!この!
出てきなさい!!

と強く意図する・・

パン!
と現れた

その美魔女の息子らしい子供
ごく普通ではないか・・・
美魔女とは似ても似つかないなぁ

なんだろうねぇ
結構清々しいではないか

といってる余裕はない

美魔女の息子よ
君の母殿は観ての通りである
なんとかならないものか?

息子は答える

お母さんがこんなことをしてごめんなさい
どうか許してください

・・・・・!!

そ、そうであったか
美魔女の息子はできた子だ



りりちゃん?
君は?

りりははしゃいでばかりで一回転して空中ブランコを楽しんでいる
ブランコの綱は・・といえば

わぁお
美魔女と私を繋ぐコードだわ~

君はいつでも超人なパワフルチャイルド
君もまた余裕だよねぇ・・・

え?何ですって?
私に一回転しろって?

そうだよ~いっかいてーん!ほら!

はいよ、やりますよ、こうなりゃ何でもします

くるんと一回転、目が回る目が回る、私はもう年なのよ~
私の骨は大丈夫か?

できた!
以外にできるではないか、と感心し
そして再びコードを観ると
おお
結び目ができておる

その結び目の上にりりちゃんが乗っかり
トランポリンのようにジャンプを繰り返す

びよーんびよーん

ジャンプをくりかえすたびにコードの結び目が堅く詰まっていく

ほーほー
いい感じだわ~エネルギーが出ていくのが弱くなった!

よし、ではでは美魔女の息子よ
母殿の前に立っていておくれ
美魔女から私が観えないように

そしてミカエルが鋭く剣を振り上げる
結び目の手前でバッサリ!

りりちゃんが今度は私に残っているコードを引っ張る
引っ張る
引っ張る

りりちゃん季節外れの綱引きだね

へへへ
ついでに虹でお掃除するよ~

あー
ありがとう

美魔女のコードの先は結んであるからね
そこはどうしたらいいかなぁ

うふふ
美魔女さんのためになるものをつけてあげようよ!

そうね、それでなにがいいかなぁ

決まってるよ
魔王を呼ぶんだよ

そ、そうだ
魔王がいたね
真っ黒いけど・・・ね
漆黒は美しい

本当はとっても優しいって知らない人も多いけどね

魔王魔王魔王

重低音が轟く
ブーーン

とやってきた美しい輝く黒!この世のものとは思えない
(そのとおりこの世のものではありません)

魔王の黒い球をコードの先につけたよ~

りりちゃんまたまた得意顔
やっほっほー

アンカー頼むね~

そう
美魔女をしっかり地球にアンカーしてあげて!
そうすれば大丈夫
きっとね



ぐわぁぐわぁぐわぁ
ぐぐぐ
ひっぱられる~

いきなり私の体が再び引っ張られる

そうか長くエネルギーが吸収される関係だったから
再びそれを構築しようとする反動の力が働くんだね

危ない!私の体からもコードが這えるよ~止めてくれ~!!

ミ・カ・エ・ル

とミカエルが再度登場
待ってましたとばかりにコードの先に剣をあてて伸びていくのをストップしてくれた

は~助かった
はい、回収回収回収
どこまでも回収

自分に戻れよ
いついつまでも私は私










 

2012-11-28

11月の満月


満月に告げられた

その言葉は言葉であろうか
その音は音楽であろうか

気持ちは
気持ちは

何とも空虚に広がっていく
飛散したパウダーでも
この空に飛んでいくはずだと

そういうか

天の穴に向かって手招きすれば
誰でもたどり着く
誰でも行ける
そして誰のもとにも来てくれる

夜空に浮かぶ思いの船は

銀河をまたにかけて

そしてその道を行くのか

 

2012-11-23

りりの庭~かわいそうな魔女~その4


それでさーりりちゃん?

りりはレースを身体に巻き巻きして遊んでいる
時にセーターのように
時にウエディングドレスのように

そのたびにワンドも回転して
鼓笛隊の指揮棒のようになったり
ブーケのようになったり

うーん・・な~に?
目をパチパチさせていたずらっぽい笑顔

それでね

うん

どうする?

何を?

これをよ~汗

と美魔女は何かを察知したのか
ごそごそと動き出し、なんだか車輪を動かし始めた

やばーい雰囲気もするかも・・・

ふむふむ
そうやって操るのか

美魔女はバラバラモチーフのそれぞれの一部分を引っ張っている
ときどき巻いて自分の一部に引っ掛けている
フックみたいだなぁ

あれ何だろう?
しくみがいまいちわからんなぁ

りりちゃんわかる?

うんとね
あーでこーでこーなんだよ!▽感覚▲感覚※◎;+・・・

わからんよ~

あっとそこへ現れた

別の人・・・少し遠いね
でも見えるよ
あれれ、その人に何か絡まってるね

よく観ると美魔女のモチーフの一つから糸が出ている
そしてその先は
その人に繋がっている
その人の胸のあたりがもつれている

そうかぁ
それでなんかひきつる感じがするんだね

ひっぱってひっぱってひっぱって
せっせっせと手繰り寄せ

一枚のモチーフを遂に奪ってしまった
糸はそのまま繋がっている

そうやって必要に応じて奪ってたんだね
あの人大丈夫かな・・・胸のあたりをさすっている
顔色が悪いかも

そんなことはおかまいなく
美魔女は眉間にしわを寄せて新たに奪ったモチーフを眺めて点検している

しばらくするとポンと頭の上に乗せた

へー何してんの~?
なんか意外な使い方だったりして

いやいや
一応すっかり自分の持ち物にする努力をしているんだね

りりちゃんもやってみる?
あ、やってみると言っても今もってるレースでだよ!

うん!!
さっきからやってるけどね

はっそうか!

りりちゃんすっかり真っ白を通り越して虹色になってるね

そしてみるみるまたまた大人の女になった
あれ?女神様?

登場ありがとう


このままここにいるから安心しなさい
通り過ぎるものは通り過ぎ
立ち去るものは立ち去ります

留まるものもあるでしょう
ただ今は観ていなさい


美魔女は瞬間だけ元の持ち主の顔に変化する
そして再び元の美魔女

当たり前ですな・・・

でもそんなことばかりを続けていたのか

かわいそう・・・か
と思ったら私の頭上と背後から光が差し込んできた


あの方も完全なのですよ
ただ迷っているだけ
自分の芯にある自分という真実のモチーフ
それはそれは輝かしい
それを選択したいと思えばいつでも選択できます


そうだね
じゃあ
遠慮なく奪還させてもらおうかな

りりちゃん、準備オッケー?

うん、もちろん
さっきからウズウズだよ!

ここ(庭)にはなんでもあるね
じゃあ、この庭とあの美魔女さんのところに迷い込んだ
私のモチーフを繋いでね

イヤッホー!!
ワンドでくるくる
ワンドでくるくる

りりちゃん得意げにクリスタルワンドを美魔女方向に向けて回しだす

ワンドの回転に沿って空間がちょっとゆがみ始めた
よし
そのままワンドに手伝ってもらってモチーフの一旦を絡めよう

クリスタルはすぐに反応して
白いふくよかな螺旋を描く
螺旋にそってさらにまっすぐ光線が伸びる
まるで百合の花のよう
鳴り響くラッパのよう

美魔女はなぜか気づかない?!
何でだろう?
わっかんないな~

でもそのほうがいいね・・・

と思ったら?!★

つづく



















 

2012-11-21

冬薔薇



冬薔薇

気高さが降り積もり

いじらしさが空間を描く

青空

脈打つ緑

凝縮された木肌が

12月の準備を促す

乾いた土の感触

靴音の寂しさ

あなたの笑顔が見たい





2012-11-19

かりんの実

かりん

そんなところにいたのか

誰にも見つからない

でもここにいた

静かな気配を察知する

ここにいれば
私はここだと言いたくなる

***

喉にはもちろん良さそう。
使い方はいろいろかもしれませんが、
いかんせん生食は・・・
棚に飾り
豊かな香とかたち、触った感触を楽しみ
最後にはちみつで煮ると輝くようなオレンジ色が印象的です。
マンダリンガーネットみたいな色です。

第2チャクラ・第5チャクラのために・・・。

2012-11-17

りりの庭~かわいそうな魔女~その3


白のベール
しろのベール

絹なのかな
綿なのかな

真綿とはこれのこと?
そうだといいなぁ
雲かしら
綿あめみたいだな
でもどうか溶けないで
甘くなくてもいいから

**

りりちゃん!
りりちゃん!!
ねぇ~
りりちゃん!!!

なに?

なんかすまし顔だな
このりりちゃん

・・・・・

わかったわよ
わかりました
もう観ません

とりあえず・・・ね えへへ

いいよベール、外すよ

りりがベールをふんわりはずす

はー視界が開けたよ~


やっこさんどうしてるかな
あ、美魔女だったっけね

ああ何度見ても
そうねぇ・・美魔女ねぇ・・・汗

あのちぐはぐなモチーフのうわっぱり脱げば
いっそ清々して
もっと光ってくれそうだな~

美魔女さんは
なんか猫背になって
大事そうに次のモチーフ選びしている
ときどきぶつぶつなんか言ってる

使い古したのはそのまんまになって寄れて宙に浮いている
へんだなぁ
そのままいらないならサヨナラして
必要ならメンテナンスして
ってわけではないのか

しまい忘れもあって新しいのに気付いてもらえないで
朽ちそうになってるのもある

ってことは
新しいのはどっからもって来てるんだろうねぇ

りりちゃんが一回
白いベールをかけてくれたおかげで
ただ観ていることができるみたいだよ
ありがとう

・・・!!
りりちゃん!?

すっかりお姫様か
いや美魔女気分?
君大人の女の姿が重なっているよ
ひっえ~
ボーンと膨らんで白い衣装を纏う女性だ

りりちゃんは?

りりはその女性に重なるようにその中にいる?
それともレイヤーとして前にいる?

取り囲む光がゆっくりしたリズムで点滅している

わかったよ
一旦それに私も重なるからね
お願いします

私はそこにいる
ここにいる
ともにいる

ぴっよーん!
ボコ!!
っと出現したのはりりのドアップ

えっへへ~
で、次は次は?
ウキウキするね~

あいよ!
じゃね、りりちゃん、ひとっ走りしてね
あの美魔女さんが持ってるモチーフの中から
りりちゃんが持っていたベールのモチーフと同じものを見つけてくれる?

オッケー!簡単だよー

そうなの?私にはえらく難しい感じがしたけど・・・

あはは!
だって自分で編んだんでしょ?わかるに決まっているよ!

ほら!
ぼぼん!

さっきのりりちゃんアップくらいに視界いっぱいにモチーフの一部が観える

よしきた
じゃ手を伸ばそうか
どうしよう?

うっふー
そこへりりちゃん今度は何処から持ってきたのか
杖?
ワンド?

あークリスタルワンドだね!
おー飾りも美しいではないか!

何処で手に入れたの?

何言ってんの、買ったんでしょ!

あ、そう・・・やけに超現実的な発言・・・

なんか今レジが開く音がしたかも・・チーン


つづく









 

メンテナンス


さあ
コード回収率はいかほどかな

知らぬ間に明け渡していた
ハートのスペースはどんな調子?

光の存在と共同創造の前に
やっておきましょうメンテナンス

クリスマスの祈りは格別に
あなたとあなた以外を愛で結びます





2012-11-16

りりの庭~かわいそうな魔女~その2


なんだって~?
明け方の頭の中の騒がしさで目覚める

情報ダウンロードは完了したのかどうか・・・
不明だな

**

りりちゃん、とりあえずレッツ・ゴー

オッケー!!きゃっきゃっ

まずは・・・

りりはウキウキしている
レースのベールをなんだか知らないが持ってる

それを被ったり背中にしょってひらめかせたり

純白のレース
どうも手編みののレースらしく・・・
素朴さもある

りりちゃん?何してるの?

え?
わかんないの~?
美魔女ごっこだよ!

・・・そ、そーですか・・・・それは失礼・・・

さて
いつものように・・・・

くるくるくるーか
さらさらさら・・・か
わかりませんが
とにもかくにも
幾何学模様のなかにいる・・・のさ!
(つまり秘密なのさ!ごめんなさいね!)

ぴよよーん❤

現れたのはその美魔女?!
やれやれ
美魔女設定で本当によかったのかな・・・?

ぼんやりうすら明るく光って見える
その実体は?

やってるやってる
今日は誰のモチーフ使ってるんだろう?

どうしてなのかわからないなぁ

りりちゃん、わかる?

ウッワーイ!
ひらひらだよ~これ見て!
と言ってさっきからレースを離さない

あ、そのレース!モチーフ編みだ
ふーん、各モチーフに分かれているね

でもりりちゃんのは、みんなほぼ同じ系統で統一されたデザインだね
きれいだね・・・

あの人のは・・・?
あ、そう、全部バラバラだ
色もいろいろだしね

ふーん
そして毎日着替えるように取り替えて一部を使うんだ
どれもこれも誰か別の人のだな
かき集めたモチーフを組み合わせているんだね

あの中に自分で編んだのはないのかな・・・

とその時りりがいきなり私にレースを被せた!

ぎょぇ~ なんか目が回る
ちょっとりりちゃん何するの?
前が観えないじゃない
ま、レースだから穴があいてるけどね

だって、余分なこと考えたでしょ?
何しに来たの?
このレースとられてもいいの?

はっ!そうでした・・・
そのとおりだね、りりちゃん

つづく




 

2012-11-15

ポーの「黒猫」

エドガー・アラン・ポー
ポーの作品。

「黒猫」

何ともミステリアスな手法にかかり、その魔法の餌食になる。残酷極まりないこのストーリーと描写、それなのにどうしてだか狂乱しようにもしえない視点があることに気づく。
そして自己を探求する願ってもない救済の手を差し伸べてくれる。


エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe、1809年1月19日 - 1849年10月7日)は、アメリカ合衆国の小説家、詩人。

「黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 」(新潮文庫)
エドガー・アラン ポー (著), Edgar Allan Poe (原著), 巽 孝之 (翻訳)







 

2012-11-14

りりの庭~かわいそうな魔女~その1

美しいねぇ
秋の庭も
色とりどりの葉っぱの絨毯だね・・・

りりちゃん!
出番が来たよ!

むにゃむにゃ うーんと言いながら伸びをする
はたっと目が丸くなり、にこにこ笑う

はーい!
わーい!
しばらくぶりだね
あんまり呼んでくれないから
眠くなっちゃったんだよ

今日は何して遊ぶの?

うん・・・
そうだね、かわいそうな魔女退治かな

えー!魔女?!
それって私たち?!

ははは~そうとも言うかもねぇ
でもかわいそうじゃないしね
人から大量にエネルギーを吸収しようとしたりもしてないでしょ?

うん、どっちかというと
エネルギー大量にあげてない?

やっぱり知ってるのね。りりちゃんは!!このこの~笑
りりもきゃっきゃと笑う
だからね、それを何とかする日がやっと来たのよ!

今日は新月でしょ?
そして昨日は日蝕だった!
絶好のチャンス到来なの!!

明け方に大量に情報収集したのよ
インデックスはうまくついたかどうかわからないけどね
情報に味がするような感覚になったのは初めてよ

へー何の味?しょっぱいとか?

うーんうーんわからんけどね
味わい深かったんだよね~

ずっるーい 教えてよ~

だって難しいんだもん
たぶん大量だったし、新鮮だったからかなぁ

そ、だからね。やってみようと思うの。りりちゃん、賛成?

うん!やろうやろう~楽しいね、きっと!
るんるん

りりはダンスを踊る

かわいそうな魔女~
それって美魔女かな?

あはは、そうかもね。
そうしておこうか。

うん。きゃ~うれぴぃー楽しいー面白い!

つづく












 

日蝕と新月


再び新月がきた

南半球では日蝕

感じるのは
混乱
欺瞞
脆弱
火の粉

だからこその

保護
活性
生還
水の精

優位になろうとして
再び棘を出す者がいる

無駄な競争の犠牲にわざわざ
身を差し出してしまう者

黙認という罪悪感に悩む

叫びのように泣きわめく

これほどまでに宇宙の影響をうける日が来たのか

不眠不休の嵐の中で
更なる落とし穴に陥ってしまった者

ごまかしはもはや
茶番劇に過ぎないというのに
人の持ち物を笠に着て他人を蹴落として優越感に生きようとする

幻想の上に幻想を重ねた架空の世界に
よじ登って安心を保とうとするものよ

宇宙はそこにも押し寄せるだろう


*オーストラリアで皆既日食 日本では新月

木枯らし



遠い大陸の上空から
山の尾根を伝わって降りてくる

土の頂点は風の回路をつくる

いつか見た気配は再び訪れ

懐かしさに胸が震えるとき

次元を超えて旅をする人と出会う

家々の屋根に降りる

摩訶不思議な風の動物

それは時に龍と呼ばれ

ときに鬼と呼ばれた

軒を駆け巡って

水面に到達するときには

木々のざわめきに人々が驚くのを楽しみ
赤く色づいた


2012-11-13

ツリー・オブ・ライフ The TREE of LIFE


映画「ツリーオブライフ」
http://disney-studio.jp/movies/tree-life/home.jsp

ショーン・ベン、ブラッド・ピット主演

この映画には、入り口にまつわるヒントがある。
画像を見て気づく方はどのくらいいるだろう。

人それぞれ入り口は様々だが、その一つがひとたび開けばそれ以外の扉もわかるものだ。

気づく人が気づく。
気づくべき時に。

それでいいようだ。
ただゼロではいけないらしい。



 

2012-11-12

決心が起こす奇跡


現実創出の容易さと手ごわさ

見よ

そこに何があるか

聞け

ここにある音を

それは全身で
見聞きすること

内と外の間をどのように分かつのか

瞬間瞬間

決心するがいい


 

2012-11-11

祈りの連鎖



祈りの連鎖

伊勢神宮 内宮
純粋なるものから

発した祈りの鎖を繋ごう

金色に輝く

目にまぶしい

手に優しい

胸に温かい

古えの務めを

永久(とわ)に果たそう

 

内部世界



自分の境界線を辿ってみたら

あら不思議
肉体の外も私だった

それは
19という数字がポイント

私は19層にわたって私であった

足元がゼロ地点だとしたら

そこから下にマイナス1、マイナス2、-3・・・・
-7でちょうど肉体と対象だね湖に映った2人のすがた

・・・-19層目

内部世界にご挨拶

2012-11-09

この頃



静かに過ごす。
笑って過ごす。

巷(エネルギー)の様子。

お正月みたいな日が頻繁に訪れています。

その一方・・・というのもしっかりあります。

泣き明かす。

極端だな~とへとへとになりそうかもしれません。

それが翻弄されるということです。

自分の軸を確認しましょう。


数々のイベント満載の季節?
年回り?

この世で何が起こってるのか
「見なさい」
と言われていたことを思い出した私。

 

11月の祈り


深まりつつある夕べの涙

繭のように細やかで
繊細極まる糸の行く先

もどるのか
進むのか

何処へ行くのか

何処にいくにもそこには

繭の優しい輝きが

柔らかく
穏やかに
嫋やかに

そして凛と

微笑を浮かべています

朝もやの山筋に届くのは

鳥の翼と

最果ての世界の音の響き




2012-11-07

百日紅(さるすべり)


   百日紅(さるすべり)の実 Queen's flower

雄々しく舞い踊るは

光の連なり

太陽の貯蔵庫から
取り出した
行く筋もの金の縄

縛るのか放つのか

乱反射の行先は
もとの巣へ

翼の端に掴まっていなさい
すぐそこに届けてくれるから

それは自業自得という
救済のしもべ



*****

  ・・・さるすべりの実のリーディング・・・(グリーマンエッセンスの商品にはありません)

夏の陽射しの威力

浄化力の向上

整合性を保つ

有るべきところにあるよう協力し合う

迷ったエネルギーを来た道に戻す

第3チャクラのために


***

今日ふと街路樹のさるすべりの実が目にとまった。
夏の間、本当にご苦労様、白もピンクも素晴らしい色を放ってくれていた。
その実は本当に地味だった。落ち着いた緑色で明るいオリーブグリーンというところだろうか。
さらに熟すと深く暗い紺に。
堅さもあって、なんだか頼もしいと直観が働き、一部を持ち帰ることに・・・。
リーディングをすると本当に力強い。
何層にもわたってクリアリングを手伝ってくれる。

しつこい念などが飛んでる今日この頃、どうぞ直接手に取って瞑想したり、フラワーウォーターにしてみたりしてください。もうすぐ今年も終わります。









2012-11-06

夕暮れ電車



ある日気づくと
電車に乗って揺られていた

隣は知人だった
そしてその隣も

ああ、仕事で電車に乗ったのだ
眠りそうになったぞ


隣の男は暇そうで広告を見ている

その隣は女だった

その女、よく見た顔の一つだ
腹具合などが悪くなると
ふっと夢に出てきては助けを求めよる
そして
現実は知らぬ顔をする

女は私を無視して男を独り占めにしている
話を途切れさせない
話しまくる話しまくる
意味のない言葉ばかりのようだ
そのうち声だけが続く
なにを叫んでいるのか?

男は広告を見ている
そこには次の仕事が書いてある

と言っても職種が違う!?

この男もしや転職を考えておるのか?

ゆゆしき事態
君ほどの人材がいまどきすぐ見つかるかどうか・・・
男は女を無視して
〇〇さん、この仕事どう思う?

私めに訊ねるか?!
同僚であるぞ
よしというと思うてか!

良しというてまう私を知ってか知らずか・・・
あわわ

突然
その男は消えた
「忽然」というのはこのことをいうのだなぁ


電車は揺れる
何事もなかったかのように
窓を背に座ると体が横に揺れて
眠りをさらに誘う

ふと窓の外を見る

すっかり夕暮れ

すると線路近くの電柱にジャケットを着た男が飛び移った
さっきの男とは明らかに違うぞ
むむっ
あれは上司ではないか?!
チェックのジャケットは見たことがあるぞ!

そのまま、ややっと上に飛びあがる
蝙蝠のように
脱走兵のように・・・
亡命していくのか?

この電車は乗っているとまずいところに行くらしい・・?
そんな気にさせる
男は追い詰められた挙句
飛び降り
命からがら
途中下車を試みた

その決心はどこからきたのか

この電車
いったいどこ行きだったろう?












 

小休止


闇の統合に時間のかかるは

たやすく光に長く居た者とぞ思う

久しく知らぬ世界故

宛てなくそわそわするものぞ

一休みすれば

お手の物

神なる存在とやらが申しておる

2012-11-05

無言


無言でいること

何も間違ったものがないなら
正しいものもない

罪というものがないなら
責任も存在しない

これが真実というなら

無言でいるしかない
 

2012-11-04

冬へ向かう


金木犀は散っていった

オレンジの架け橋

低く窓辺に注ぐ夕暮れの太陽

残った枝は冬支度

ひっそりと確実に

木枯らしの晩は直ちに訪れ

私の袖を引っ張って

未来の構成を引き出そうとする

いつでもそこに横たわっている春の描写

一度に沢山のミツバチが宿を目指してもどってくる

花かんざしは神の使い

一足飛びに私をつれていく

高らかな鳥の囀り

天高く轟いて

空は秋




2012-11-03

至難の業


無神経さに出会ったら

振りほどいて
逃げるが勝ち


エネルギー体を犯すものに出会ったら

自らのエネルギー体を引き寄せ
境界線を意識すべし
正八面体が鍵である





 

2012-11-02

薔薇とヘクソカズラの実

小鳥のさえずり
遠くの空を想像しなさい

聴こえるでしょう左の耳から

雲に乗るようにさわやかに
健やかに

そこはちょうど良い人肌ほどの温かさ

すべての源と共にある感触



***

  薔薇の実  rose hip

ハートの温度を上げる
温かさを直接感じる
身体的軋轢を軽減する



  ヘクソカズラ Paederia scandens

螺旋状に入る情報をつかむ
思考の疲れを癒す
これ以上アイディアがないと感じる時
考え過ぎのとき脳にリラックスのスイッチを入れ、身体のリラックスをも促す

****

驚くべきかな。この顔合わせ。
薔薇とヘクソカズラ
対極にあるかのようなこの二つの存在。

手入れしても手入れしても
薔薇には虫がつき
ヘクソカヅラは蔓延る。

実が同じ時期に結実していた。
以前書いた通り、その共時性と否応なく生える草花の存在の意味。
合わせてフラワーウォーターをつくるべく、摘んでみた。

リーディング結果は驚きだ。

まぁ薔薇は一般に実もお茶にしておしゃれに楽しんだりしているが、
これにヘクソカヅラさんをお供にするとなれば、誰も認めてくれそうもない・・・?
でもどちらも効能は昔からしられているようです。

で、実際はですね、お供になっているのは薔薇のほうみたい・・・?!

 

2012-11-01

宮城県石巻の祈り~雄勝町の病院


そこは、病院。生存者がいなかったそうだ。
晴れた空に浮かぶ、病院の壁。
着いたた瞬間にオナガ鳥が一羽、さっと目の前を通り、着地するや否やまたさっと飛び立って弧を2回描いて病院の窓辺にとまった。
何かを知らせてくれたような気がした。

その窓辺にいた人のことだろうか。

荒れ果てた病院の中からひとりの男性が出てきた。
入らないように紐がはってあったがそれをまたいで出てきた。
少しバツの悪そうな表情でこちらを見た。
私よりも若い中年男性。赤いジャケット、筋肉質な体型をしている。

祈りに入ろうとしている私に向かって「何処の人?」と声をかけてきた。
私は直接の知り合いのいた病院ではないので一瞬声を詰まらせてしまった。
すると男性は車に戻り、中から額にはいったA4版の写真を取り出した。
「この人見たことない?」

私には面識があるはずはなく、連れの女性に向かいなおしたとき
彼女は「この病院のひとならたぶんあるはずです。」と返した。

写真の優しそうな女性は、看護師長の代理だったそうだ。

見つからないという。

「見つからない」

ということはいったい遺された者にとってどういう日々をもたらすのだろうか・・・。

それは
今もその建物の中を捜してしまうということ。
彼は、もう何度その建物の中を捜し歩いたことだろう。

その光景が糸を巻くように何度も回転する。

それは眠れない日々。
彼はもうどれだけ車の座席に写真を座らせて走ったことだろう。

思わずその方の名を訊いた。

そして祈った。

現れたのは神聖なる女性。
最後までできること、守ることを全うしようとした光の意思が観える。
女神なるその光が男性とつながっている。

そしてすぐ後ろに迫り立つ丘の上から降りてくるのは水の精霊のようにと思われた。
はて。

丘には竹笹が繁って麓には野菊。
あの日何もかも呑み込んだ津波のために草木の跡形もなくなった土に
ささやかな贈り物のように咲いている。

細い竹を伝わってそのエネルギーは降りてきていた。
竹自身からも放たれているが、それ以上の何かだと感じる。

行方の知れない看護師さんが今もここにいるかのように。
そして底知れぬ恐怖に立ち向かって患者を守ろうとしているかのように。
花を手向ける人々を愛で包むように。

男性は黙って祈りだしてしまった私を置いて車で立ち去っていた。

私は、後ろの丘をもう一度さがしてみてはどうか、と伝えたかった。
もうずいぶん探しているだろうけれど
当てのなくなった時に知らない誰かに言われたらどう思うだろうか。
少しの見込みを喜んでくれるのだろうか。なんの根拠があるのかと軽蔑されるのだろうか。
わからない。

でも私は感じていた。
二人の光が二つの色になってハートらしい縁取りを描きながら上に昇っていく・・・・。
それは美しい紫と緑。





 

2012-10-31

手放すことの意味


いっさいのものを捨てることが手放すことならば
魂さえも手放すことになりかねない

家を売れば手放したことになるのか
離婚すれば手放すことになるのか

まず何より自分の心の内側に目をむけよ
それなくして何事も手放すことはできない

螺旋を描いてそれは進むであろう

またかと思う時がある
それは波が打ち寄せては引いていくように思えるかもしれない
胸の内側に訊ねてみなさい
それは
また再び同じところを高次から眺めているだけのこと

恐れてはいけない
己を恐れて
再び引き戻される者があとを絶たない


 

2012-10-27

江ノ島


江ノ電に乗って

海風の優しさに触れたら

月も踊りだす

ゆらゆら揺れる夢の光

島をめざす星々の歌声

褒められた子供のように

今日の風はフルーティ


 

2012-10-25

宮城県石巻への祈り~大川小学校


10月22日

石巻にきた。
迎えてくれた母子、その子はすぐに私の手を取って歓迎してくれた。
小さな手にあふれる愛を感じる。
この世に生を受けてまだ3年というのに
このような手にしたのは何なんか、その手にこの1年半の深い歴史を感じた。

海の幸のランチのあと
大川小学校へ向かう。
なんという晴天だろう。どこまでも雲一つない。昼過ぎなのに青く青く晴れ渡っている。
そしてその光はまっすぐ石巻に降り注ぐ。障害物が何もないのだ。

何も知らない人はこの風景を見たら埋立地だと思うのかもしれない。
しかしそこはおそらく何千年、何万年とつづいた人々の生活の場に違いなかった。

橋の一部が流されたままになってその数メートル離れた位置に新しい橋が架けなおされている。
それだけ移動したことがわかる。
宮城県石巻市 大川小学校
押し寄せた津波(TUNAMI)の力だ。

大川小学校の建物が見えてきた。
円形の壁を持つ建築、
グランドの内側だろうか、さらにコロセイムのように階段状のコンクリートがのこっている。
催し物をするのによい空間としてつくられていたようだ。

碑の前は祭壇となり、花束や線香を供えられるようになっていた。
一心にその手入れをしている女性はおそらく遺族だろう。

赤とんぼが飛んでいた。何匹かが舞っている。どこから来たのか、いつか高原でこんなとんぼの風景を見たが・・・。

手を合わせる。

これまで受け取ったことを祈るのはこの敷地のどこだろうか・・・?
教えてほしいと唱えた。

連れだってくれた幼女は長く手を合わせている。誰よりも何もかも知っているのかもしれない。小さな背中なのにそんな気にさせる姿。

私は無力感を覚えた。しかし次には再び願ったのだった。
「どうか私の成すべきことを教えてください。」

そして校舎に近づく。一歩ずつ進める足の下には被害にあった品々が埋もれている。生活用品の一部が見え隠れする。

とんぼが数を増してきた。
異様なほどに多く飛んでくる。どんどん増えた。赤とんぼの群れだ。
すぐそばをすぐ上を
そして空高く飛び回る。

群れに包まれながらその場で立ったまま目を閉じた。

先ほどと変わらず明るい陽射しに照らされて
瞑想視界を見渡す。

現れているのは伊勢巡りで出会った斎王たち。
そしてずっと以前からいてくれる存在。

「どうか緑の光る玉を。そしてこの地で散った子供らの魂をそこに入れてください。」



―それは昨年の暮れのこと―
薄い緑の光の玉が無数に私の手元に届いた。
泡のようにシャボン玉がどんどん集まって私の手、腕、身体の周囲にあふれかえっていた。

あれはなんだったのですか?と思う出すたびに不思議だった。美しい球体だったのでみんなにあげる、たくさんあるからみんなにあげる。と思った。
土産物を配るようにあげていい、と思っていたが、実際はどんなふうに配るのか、どんなふうに使うのか見当もつかなかった。

それが数日前、石巻を巡ることになってから降りてきたメッセージでわかったのだった。
ー緑の光る透明なこの玉にこの石巻で津波にさらわれた子供たちの魂を入れて光に返すー

そうしたら
涙にくれるその家族の前で
光の玉に乗った子らは自由に遊びながら
「大丈夫、大丈夫、楽しんでいるからね」と笑顔を向けてくれるようになる。
励ましてくれるようになると。

そしてありがたいことに伊勢の斎王たちが、その子らをお守りしてくれる存在となる。
斎王たちの笑顔。
「私たちが見てますよ、誰かに見守られていれば子供たちは安心して遊んでいますから。」



はたと目を開ける。
あれほどいた赤とんぼは影も形もない。

あるのはただ青空ー
雲一つない。

赤とんぼが子供たちのために光の玉を取りに来てくれた。

どうもそうらしい。















山に集う

冬の気配のなか
色濃く揺れるコスモス

山の秋は
しっかりしている

すべての条件のそろうのを待つ
土は
木は
草は

鮮やかな赤を輝かせて
小さく数珠のように
散りばめられた実を
確信をもって
啄む鳥

ざわめく落ち葉
引き込む虫の足音

高々と踊り立つ空の使者

不動の人が高らかに呼び出され
ゆっくり
しかし
揺るぎのない剣さばき
夢の空間の幕

剣の持ち主は
深く胸に至り

そして魂を包む

そのまま行くがいい
そのまま

魂の大きさ
堅さ
柔らかさを知れ

そのまま
明日を行け

不動の強靭な囁き
天地の奥深く
沁み渡る声

深まりを迎える秋
山の麓

2012/10/21



りりの庭~秋空のトンボ


とんぼの眼鏡は
水色眼鏡
青いお空を
見てたから
見てたから



りりちゃん?

花びらの約束はどうしたの?
なんだか

観えなかったんだけど・・・

見えてるでしょー!!
しかもこれ以上ないくらいのリアルで!


へ?
うふふ・・・

マジカルなリアルは
最もリアルだったりしてね・・・

むむ
なんじゃそれは

あのとき空いっぱいに・・・

トンボが
赤とんぼだよ
なんだかたっくさんいたんだよね

驚くほどたくさんだった
空と地面の間を埋め尽くすように

そして私を包むように
迎えるように

その中で・・・
そうだった
私はそのままその中で
りりも呼んだはずだった

めくるめく光の積み重なり

空の光を照り返す
神々の技

りりちゃん
あれがお花だったの?

そ!正解~うふふ

だって今は秋だよ!リアルに桜はないでしょ?
まだまだ準備中だよ

だからね
トンボさんたちが来たんだよ

そして・・・

もうわかったでしょ?

トンボは自由に羽根を広げたまま
まるで妖精の羽だね!

集まってあつまって
集まったでしょ?

本当にリアルに集まったよね?

そして一瞬にして消え去った

雲一つない青い空を残して

(続く・・)





2012-10-22

石巻へ

石巻市を訪問する。
被災したものの命は助かった女性に会うためだ。
過去にその女性が十代だったころを見守った経験がある。

多くの命が海に去っていった。
家族全員が助かったのは奇跡ではないかと思えた。
そして遺されたものは己の命が助かった。
喜びだけではないはずなのだ。たくさんの泣き声を聞いたはずなのだから。
その落としどころのない心のありかをそっとみて
できることならば
私は女性があの十代だったときのように見守りたい。
空しい希望でもただ傍に立ってみようと思った。

私ができること
それはこんなにもささやかである。
でもしないより
したほうがよいのだと決めた。
そう呼びかけている
自己の胸に従うだけ。




2012-10-21

海原



沖に目を向けたら

広い地平線が広がっているものだろう

その日は
違った

雲のようにそいつは降りてきた

平原たる海をすべて埋め尽くすように
低く降り立ち

波間のすれすれに浮かんでいる

そいつは何者か

知っているものは少ないのかもしれない

なぜ私に見せるのか

うっかり目を離すと
そいつは

手のひらを返したように

手のひらになっている

巨大な手のひらは
何を掬い取るのか

お前は知っているだろう

そうだ
だから見せるのか

再び手のひらは
形を変える

回帰を待つのか
そこで
いや回帰を促すのだな
そこで

私は見て
ただ証人になるだけ

誰に話すわけでもない

だから私に見せるのか

ならば沖の水平線が無限になるまで

ここに座って見ていよう


2012-10-20

爪の月

三日月が
雲に降りていく

雲が暗く
月を呑みこむ

月の光の名残が
小さな星のようにぽつんと

かけらになった月の紋章

ただ待っているぞ
と言い残して


2012-10-19

りりの庭~マジカル会議


さてさて

きたきた

何が?

りりちゃん、知ってるでしょう?

うん、知ってるよ~

そりゃね


結構大変な気がしてたんだけどなぁ
この線は

うふふ あはは
また心配しているんだね

毎度毎度のことですよ!
必ず今までと同じということはないでしょ?
リハーサルはしてるけどね
不確定要素は否めないでしょ

また難しいこといっちゃってさ!
うわーい!
楽しみだね~

そうね!まぁわかってることだけじゃ面白くないしね
ワクワク感は予想外なところからくるよね?

でさ、りりちゃん?

なに?

あなたはその日どうする?

そうだねー
うふ
桜のお花を咲かせちゃおうかな!!

さいですか
お好きにどうぞ・・・

宇宙船に乗せてもらうのもいいなぁ
きゃー
それがいいなぁ!

仏陀さんの手のひらに乗っかってお昼寝ごっこでもいいよ!

・・・

天使は来るの?ねぇくるよね~

そうね
できるだけたくさん呼びたいね・・・そして来るんだね

いつかりりが花びらを散らしていたことを思い出した

りりちゃんさ
西のお山から風を招いて
桜のお花が咲いたらその花びらをたくさん舞い散らせてくれる?

オッケーいいよ!
楽しい~楽しい~
風に乗っかって
桜の花を咲かせて
花びらいっぱい舞い踊らせて
そんで
宇宙船に乗ろうっと!

むむ
以前にりりがたくさんのお花の靴を並べていたのを思い出したぞ

りりちゃん?

なに?今回は出番が多い?わーいわーい

そうだね
約束したもんね

それからさ
いつかたくさん池のほとりに並べてたお花の靴があるでしょう?
あれをね
必要な子にあげてもいいかな?

もちろんだよ!!!
そのために並べてたんだから!

は・・・やっぱりね
先手を打たれていたか・・・くく くやしい・・・





りりの庭~花の靴


♪花の靴

履いていた

女の子

龍神さんに連れられて

行っちゃった~♪

りりちゃん?

なに唄ってるの?それふつうマイナーコードの歌だよね?

りりは夢中になって靴を見ている

花の靴だね

綺麗だね

うん、色はどうかしらってね、うふふ

いろいろ試しているんだ

そう、どんな色があるの?

うん、なんでもあるんだよ!
ほらね!!

なるほど~池のふちにたくさん並んでる

お花畑かと思ったら

靴が勢ぞろいしている

グラデーションがいいでしょ!

まぁほんとね。どれもこれも美しい!

ピンクからオレンジ

イエローからグリーン

ホワイトからブルー

あらあらパープルからピンク

わー若草色から水色

花の種類もみんないろいろだね

野菊みたいな可愛いのからミニ薔薇もあるね

うふふ
えへへ

これでね何すると思う?

なにするの?

まだ秘密だよ!

えー教えてよ!

なんでりりが知ってて私が知らないわけ?

・・・続く

(♪赤い靴のメロディ)

2012-10-18

スピード



一定の枠組みをはずせば

こんどは新たにその境界線を見出さなければならない

そのスピードは驚くほどの速さだ

繰り返し

この仕切り直しは常に要求されている

膨満と広がっていくエネルギーに身を任せるのも自由だ

そのなかでこの今を生きることが可能ならば

それは自身にとって正しい選択となるだろう

分や秒に囚われずにそれができるかはあなた次第


花の中に立つか

砂に埋もれるか

人口的なメカニズムに溺れるか

すべては自由に選べるらしい









2012-10-16

10月の新月



新月の願いにネガティブな内容を込めないようにしましょう

今はエネルギーが拡散しやすくなっているようです

良くも悪くも広がります

薄く広く漂うように

ネガティブであることが直ちに悪いわけではありません

それぞれの学びの段階でそれぞれのペースで掘り下げていきましょう

高次の存在にお願いするのは喜ばしいことです

ただ心にも思っていないことなのに口先だけで唱えてもかえって上述の通りとなるでしょう

無理に上辺だけで置き換えて機械的なドリルのようなことやっても真の意図のほうが直ちに飛んで行ってしまいます

そんなことなら無理にポジティブな言葉に置き換えず
まずは自分に向かってなぜかを問いかけて掘り下げてみましょう

それが難しいほどの場合であれば

・・・このような気分や気持ちになっています
ごめんなさいと唱えましょう

そして一切を神・女神なる存在にゆだねます
としておくほうがよいでしょう

無理に置き換えてもそれはただの見せかけでありエゴでしかありません

逆に身に覚えがないネガティブな気分が突如現れてしまっている人もいるでしょう

このように先ほどのようなネガティブなエネルギーを飛ばしてしまっている人から
ふとしたことで受け取ってしまい

こんなはずではなかったのにと何処をどう見渡しても見当がつかない場合

かつ肉体的な原因もないようでしたら
やはり高次の存在にお願いするのがよいかもしれません

自分で瞑想する習慣をもつのが大切な時期や時代になったようです
ここまで情報が氾濫している世の中
自分自身で居続けるためにはやはり自分と素直に向き合うことが大切だということです

そのなかで自分が親しみのもてる高次の存在、マスターに心の中においでいただくのもとてもよいきっかけになると思われます

最近は瞑想方法もネットを通じて調べることができますし
とても核心をついていてしかも無料で内容を公表してくれているサイトもあるようです

またそのような習慣がすぐに持てそうもないという方は
お近くの聖地に出向くのがよいでしょう
湧水が見られるところではそれに手首まで浸して心の中で浄化を意図してみましょう


今日はいつもと違うトーンになりましたが
波動の乱れをキャッチしましたのでお知らせいたしました





2012-10-15

小雨のあと


引っ越してすっきり

何かつきものが落ちたみたい

ほんとうにそうなのだ

目に見える人は少ない

数々の経験も
ステージの積み重ねも

本当に登ってるのか
下ってるのか

多次元とはいうものの
その人の居場所はその人の内にある

ずっとそばにいる感覚になるのは
観音さんのようで

水の精のようで

イエスのようで

瀬織津姫のようで

教えを説くのはそうした方々であってこそ
目覚める

と思って
そうでない人を蔑むのは誰ぞ

摩訶不思議なのは
そうしたことにほとんど時間を割かない人でも

とっくに目覚めている場合もあって

とっくにアセンションとやらも遂げていたりする

高次の存在に気づかずとも己の魂の呼び声に素直になれば

おのずと道は開けている

高次の存在もそれを見守り頷いていることだろう


2012-10-13

秋の雲と弁財天


弁財天さん

閉門になる直前に立ち寄り、際で遺跡に目が留まる

すると閉門だってさ

と知らない若者が教えてくれた

がっかりしそうなものだが
若者の声と手前の遺跡に意識が集中したのでほとんど無傷

それどころかそれでよかったのだとさえ思う

遺跡は井の頭池遺跡群の一部
湧水の口

これだ!と思って誰も立ち寄らない石の際に立つ
そばにある桂の木らしき梢にも魅かれる

美しい水ではないか
左手だけでなく右手の手首まで差し出して清めなさい

そんな声がして

そうしたら

本当に

すっきり感

ここには自分浄化に呼ばれたのですね
つい自分を後回しにする癖がついているのは日本人の共通するところ

鰯雲も見たし
池の亀にも見送られたし

帰りの電車

日も暮れてもうその日は終わりなのにこみ上げるのはワクワク感


2012-10-11

りりの庭~空飛ぶ鉄板


あのね、前にこんなことがあったわよ。

なんで今頃話すの?

だってね、そのときは驚いたのかな、話す気にもならなかったんだもの。

りりちゃん?
もしかしてもう知ってる?

ははは~
ふーー
たんぽぽの綿毛を吹きながら
そよそよ風に
りりの髪が梳かされている。

種はキラキラ光って丘を登る

光線こんなに強かったっけ・・・?
なんか紫色が見えるけど・・・

いつもその時に話さないで抑えちゃうんだね。

そんなことばかりで
結局はそれでやさしい人を演じることになる
なにしても何言っても許してくれるみたいな・・・
物わかりがいいとかね。

それも一理あるよ。
そのひとはそれを言わないとあるいはそうしないと救われないからそうしているんだろうから。

あら、りりちゃん、めずらしく長いセンテンスで話すじゃない?

えへへ、たまにはね!
りりはにっこりして肩をすぼめる。

私の役目はいつもそれなのよ。
知ってた?私の境界線がどこにあるか。

わーいわーい!奇特な役割。
それは魔法なんだよ。
最近は傍にいるだけでそうなるでしょ?
ところでさ、最初に話そうとしたことはそれじゃないんじゃない?

あ、そうそう、そうでした。でもそれと繋がっているかもよ!!?

かもね~~

それはね、ある日の晩のこと・・・
飛んできたんだよね。

うふふ、何が何が?

それは鉄板みたいな板になってきた。
胸と顔を覆うくらいの大きさで真四角だったので「鉄板」って感じ。

でもね、その鉄板には顔があった。
顔の中身のパーツは
睨みつけるようにつりあがってる(笑)
あはは、絵に描けそうよ!

なんで笑うの?

だってやっぱり話すとおかしいじゃない?
変な話だわ。

でも気になっているんでしょ?

うーん、そうだね。

鉄板は飛んできて
私に向かってきて
私を押し付け始めた。

あっという間の出来事だったけど、その時は意外なほど私は冷静(霊性)だったわね。
だから話さなかったのかも・・・?

それでそれで・・・ワクワク♡

りりちゃん?もしかして楽しんでる?

えへへ、やっぱ知ってても聞くと面白い!

全くもう~!

でね、押さえつけられてその顔が目の前にあるんだけど
不思議と冷静に
何ですか?とかなんとか訊ねてるんだよね、私。
で、いっそう強く押さえつけられた。

強烈な意図も感じたけど全く的はずれでもあった。
何で来たの?って純粋な感覚になった。

それでも居るならしかたないからそのままでいたの。
なんか文句があるのかってね。

その鉄板さん本当に見当違いなんだよね。
それでも押さえつけてくる。

りりも身を乗り出してくる・・・なんか光ってるなぁ。

遂に胸が苦しくて息が絶えるかも・・・とかくらいまでになってきた。

りりも顔を近づけてくる・・・なんかいい匂いがするなぁ・・お花だ。花びらがゆっくり舞っている。

でも私の意思は変わりがない。変えようがないんだよ。
何かを言いにきてるのかもしれないけど
それが見当違いなら意味不明のまま
無限大になるからね。

でも苦しい!
ってところでね。

うんうん、それで?
来たんでしょ来たんでしょ??

はーん、りりちゃんの予想は的を射てるからな~。

そうよ!
光の粒々だったよ。小さいけど強力でパワー全開だった。
天使だったよ。それを飛ばしてきてくれたのは。
そうなの、天使だったわ!

天使の魔法の杖でエイッ!
だね(笑)

そうそうここは笑うとこだよ(笑)

キラキラ星みたいな・・・そうだね、プレアデス星団みたいだったなぁ

サーっときて
鉄板の角に当たると
当たるそばからその四角の角が崩れて細かい砂になってなくなっていった。
粉末の金粉みたいにサラサラと砕けて消えた。
文字通り光にかえっていったんだね。

うっわーい!!きれいだろうなぁ!
その金の粉ほしいな~
それでもって砂のお城作るの!
わーい!

そうですか・・・そうとは知らず何の疑問もなく見送ってしまったわよ・・・



2012-10-09

りりの庭~テストの結果


  木の梢
  木の上に白い雲
  まるでこの間みた
  妖精たちの円舞みたいだ

久しぶりだね
りりちゃん

むすーっとしているかも・・?

どうしてもっと呼んでくれないの?
おかげで出番が少ないじゃない。

  木の枝にぶら下がってふりふりしている。
  くるっと回ってまたふりふり・・・。

へいへい私が悪うございました。
なんかね、君を守りたいわけよ。

キャー!何言ってるの~!?
きゃっきゃっ
守られてるのはどっちかな~?

はいはい存じてますよ。
でもね、そんな気がしてたのよ。

だってね・・・・

昼間だというのにそいつらったらね・・・

首にかけてきたのはアフリカの首飾りだっていうのよね。
でもって誰ですかって何度聞いても答えない。

ひょいって横を観たらそのうちのひとりが
英語で
信じてないって叫んでるのよ。
何をって私がその人たちのことを信じてないに決まってるじゃない!

変よね~いくらなんでも礼儀知らずだし
言ってることは嘘ばかりだし

変な意図を観じてさ

とてもそのままにされる気なんて起きるわけないじゃない。
ばかにしてんじゃないかって今怒りが湧いてきたぞ~

ほらほら、その人たちはテストに来たんじゃないの?
その時直観しなかった?

したわね。でもそのあと尾を引くのよね
押さえつけられて一方的なことを口走っているんだもの
人間の身になってくれなきゃ
なんたって重いんだから。

それでその人たちはどうなった?

そのひとたちの事情は知らないしどうなったかも知らないけど
邪(よこしま)な感じがしたから
誰ですかって丁寧語をくりかえしていたの。

そしたら皺枯れた女性の声がしてね
またまたあなたは誰ですかって訊ねたら

また質問か!
って吐き出すような捨て台詞を言って

全員がパッと消えたのよ。

   いつのまにかとなりで頬杖ついてるりりちゃん。

ふーん良かったね。
でもやっぱわたしの出番ないじゃない!!
呼んでよーつまんないでしょ!

わかったわかった
今度はよろしくね。

  小さな森の池のほとりが現れたので・・・

いまから聞くけど
あの人たち何?

だからテストだよ。

ふーん、じゃあ点数はどうだった?

点数というか・・・
まあ合格だよ。

へーなんで知ってるの?

へへへ~なんでも知ってるの。

  なんでもおまかせのりりちゃんでした・・・。


2012-10-07

秋の入口


何かに追いかけられているとき

気づくともう花が散っていた
追う者は誰でもなく

ただ
急いでいただけ

だってそうしないとね・・・
ここにいる許可が下りないから

たぶんもう大丈夫

椿大神社境内 縣主神社

半世紀も過ぎればもう誰にも説明などいらない

昨日今日明日

囚われていなければならないのは少しの間だけだった

生まれた記憶のある者にとっては
そんなもんだろう










2012-10-06

伊勢のスピリチュアルな旅~満月の暴風と斎王

 真昼の暴風



やれやれ

暴風雨がやってきた

目を閉じると同時だ

なに風や波立ちなど

いつものことだ

これは妨害ではなく
応援ではないか

いつかの湖でもそうだった

目を閉じると
突風が吹き
湖面にさざ波が立つ

愉快ではないか
これを恐れる者は去るしかない
己の中の戯言に騙される前にたちさるがいい

今日の月は拝めないかもしれないが
雲の上ではこの上なく艶やかなのがはっきり分かるぞ

木立のざわめき
美しい音色
過去の人々の重なり合うフレーム

緑の藻がひんやりとせせらぎに応える

水のうねりと健やかな精霊の纏う衣

それだけでここが
この世が
この地球が
満たされる小さな布石


******************

風と雨に追い付かれた途端になんだこれもシナリオの一部かと納得した。
連れも黙ってついてきてくれた。
ひとりでは往生したはずだがきちんとすべてが用意されている。


井戸の跡や掘立柱の跡が一部復元されていた。
考古学を専攻していたので昔懐かしい以前の好奇心が蘇る
すぐに大勢が呑み込めるのもそのおかげだった。
私を呼んだのはそのせいですね。
ああ、全くもって完全だこと・・・今更ながら思い当たる。

この時の連れがこの人だということも決まっていたとは思っていたが
畳掛けるように再認識する。


土の下は過去の物語で埋め尽くされていた。

知っている人だけが知っている。

また再び誰かがやってきて次のシナリオを実演するだろう。














2012-10-05

伊勢のスピリチュアルな旅~別宮観察


豊受大神宮別宮

外宮の別宮に土宮がある。
この傍を通るととても魅かれるものがあった。
神事をおこなう場所にエネルギーを強く感じる。
「まっすぐ 潔癖な 水の流れ」そんなものに関わる感覚
帰って調べると洪水を防ぐための守護神だった。なるほどな・・・・。今回とても気になっている分野だったので魅かれたのかもしれない。

多賀宮という別宮もあった。これは少し小高いところまで上がる。
すぐ隣は建築中で作業を忙しそうに進めていた。防災と目隠しのためか囲いが厳しい。
神宮全体は自然林であることはすぐに分かった。さまざまな木々が混在して生育している。それだけで豊かな心持になる。
ここはお社に傾くように木々が覆っている。なんともまた不思議な感覚。
今思い出すとここだけ色があったように感じる。
荒魂を祀っているらしい。
豊受大御神荒御魂(とようけおおみかみのあらみたま)
とある。
木々とのコントラストのようなものを感じてここも長く居たくて足を進めるのに困った。
最近ファンが多い瀬織律姫さん関連だろうか・・・。
この女神さまはいったい何色が主体か?
諸説というか、さまざまな見立てがあるようだ。それはまた別の折にということにしたい。

斎王さんたちが待ってるな・・・と先を急ぐ。

続く






2012-10-04

伊勢のスピリチュアルな旅~斎王のエネルギー


外宮から内宮へ

くたびれてきたのは年のせい?

タクシーは帰りに使おうと思ったがもう使ってしまえ。

と乗ったタクシーの運転手のおじいさん

不思議な方

お伊勢さんについてのうんちくもさることながら

降り際に
「あんたは人に教える人や、乗せればわかる、頑張ってや。」

ひとことも自分のことは言わなかったのに・・・。

「あした斎宮でエネルギー降ろすからね!」
と言って握手を求めてみた。

おじいさん、目むいてルチルクオーツのブレスレットをした手を差し出した。

続く







2012-10-03

伊勢のスピリチュアルな旅~檜のイニシエーション


伊勢に向かった。台風が来るらしいが大丈夫だと思っていた。

なんと直撃だった。まさに今回のミッションは、それも含まれていたらしい。

ひとりではない。誰か伴がいると直観していたら本当に現れた。
しかも目的達成のための一部を事前に共有することもできていた人だった。
面白い、不思議なものだ。何度もこのところ経験してはいるが・・・。

檜や杉、桜のエッセンスをつかったイニシエーションを体験していた。その形態を降ろしたのはイギリスのエッセンス開発者。

伊勢外宮 別宮
それを逆輸入する形でヒントとなり、その場で体験したことも斎宮跡でおこなうことのリハーサルの一つになっていた。

檜のイニシエーションで観た×状の十字は社の千木だった。
はたまた貴人のための蓋(絹笠)の骨組だった。

儀式のシナリオの大筋はその体験から伊勢行きまでの間の瞑想で受け取った。

どんなシナリオかはすべて書くことはできない。

積み重ねるスピリチュアルな瞑想体験とリアルな人の助けによる体験によってすべてがこの世のリアルになる。

なぜそれを行うかは私の知識が手伝って明確化されていく。これまで学んだこと、仕事で行ってきたことすべてが活用されていく。

これほどの心地よさはないだろう。
続く






2012-10-02

森に迷う~斎王復活



満月と野分

 背景は完全である

自然林のささやかな森

斎宮さんが待っている

待っている

どれだけ待っていたことか

井戸の跡
ひっそり並ぶ石組みの列

 枯れた井戸の上に手を置きなさい

やってきたのは虹の光の同胞団
水の天使

そして古来のここの女神たち
瀬織津姫の雲

檜のお囃子
林の端に躍り出た
音の雫が零れ落ちる

朽ちた一株

 紫水晶を中心に据えよ

伊勢外宮内 別宮

舞台の幕が上がる

 四角と六角
 四角と六角

アンデル十字は
貴人の蓋(絹笠)
見上げれば啓く

 光に満ちたオーディエンス

嵐がくるよ
急ぐべし

 いやいやそれは大切な大物役者である

雨粒が紫水晶を洗う

 光の柱
 光の千木

可愛いお社
夢の家

嵐を待ち構える
千木の十字

 来た

千木の間に降り立つは
水の精霊

 主たるあなたを待っていました

雨は天から

天には月が

 今通る

虹の架け橋を連れている

遠い世界から弧を描く
いく筋もいく筋も
やがてみなが虹の中に入るだろう

ふんわりお社は夢の城

奏でた音の配列ののなかで

四隅に立つ虹の同胞

立ち上る霧のように
袖をが舞う
衣が舞う



ゆっくりと舞い上がり
円舞する

 宴もたけなわ

白く光る羽衣

光るオーディエンスも
ますます高揚したことだろう

横に縦に
風の渦が
いっそう盛り上げ
神聖さを保ち
増す

胸の中であいさつすれば

すべては完全なるものだと

返してくる


















2012-10-01

杉の木のイニシエーション


ここは江戸の町
畳の上には父さん母さん
おじいちゃんおばあちゃん

子供はバタバタはしゃぎまわる
もうすぐごはんの時間かな

うっすら漏れた灯りから幸せな影が揺らめく

さあ 今日も幸せ
今日もみんな帰ってきた

柱の陰にいる子は怒られた
泣きべそかいて
すねて
ひざを抱える
木綿の着物
はだしの足の甲を見つめ次に指を見つめる

あ、おかあちゃん、足の爪のびたよ

こっちきてごはんをお食べ

爪は夜切ったらいかん
明日ね






2012-09-26

分離と結合





怪しげな雲にもつれていく

虫を見た

実に幾何学的なその虫は

それゆえの本来の美を

その雲に捨てようとしている

怪しい雲は

離れようとして見せて

再び近づき

その虫を呑みこんだ

切り離す助けをしても

それを許すものは見当たらなかった

跡には形が失われた虫の粒子

美しかったはずの幾何学のフレーム

ほのかに光っていたが

やがて微塵となり

闇の中に浮かんで

拡散していく

形は失われて

魂の記憶も残らない





2012-09-23

りりの庭~ミラクルパーティと雅な光



りりちゃん
りりちゃん

な~に?
眠っていたらしいりりは寝ぼけながら目をこすっている

頭はふわふわなロールケーキみたいな
クルクル巻き毛が覆ってる


あのね、今度は虹のおまつりでなくて
ヒノキのお社のお祭りよ

へ~そーなの?

大丈夫かしらねぇ?

なにが?

だって・・・
金縛りにあったりして
吉祥天さんのお使い人がよけてくれたけど

なんか時々心配でさ

ふーん・・・心配性だよねーうふふ


いいでしょ!この世はなかなか大変なのよ

そっか

また一緒にミラクルパーティすれば
手順がわかるよ

そ、そうね
そうしよう


そしてわたしは瞑想する=ミラクルパーティ

***

ミラクルパーティー会場

・・・・・
またまた吉祥天さんが!

そしてオーディエンスになっているちょっと恐ろしげに感じたりする雅な方々を螺旋状に吸い込んでいく

螺旋の道を辿って雅なお嬢様方は次々吸い込まれ・・・吸い込まれ・・・
ひゅるひゅる~

そのトンネルは光っている
その道は幸福に満ちている
その光は温かい

・・・・

太陽のような光の玉
そのなかに柔らかな女性の姿
ふっくらした弧を描いて光が巡る

―瀬織律姫

眩しい

顔と胸に向けて光が届けられてくる

へーこんなにはっきりお目にかかるとは
不思議ですね

するとそこからさっきの雅な方々が逆方向になって向かってくる

よく見ると

その方がた
これまでよりはるかに軽やかなお出まし

冠のように頭頂が光っていて背も伸びたみたい
連なる幾何学的なシルエット

光の存在にお成りなのですね


どちらが家なのかわからないけれど

お帰りなさい
よくいらっしゃいました

***

りりちゃんもお客さんになる?

へへ、そうだね~どうせ一緒になんかするんでしょ?

は、そのとおりですね!








2012-09-19

りりの庭 その3~雅な女性


金縛りだわ!
まったく!

なんでこうなるの~?
迷惑なのでは?

ぞろぞろと
なんだか妙だし
怖いし・・・

身分の高そうな人たちの大行列
大名ではなく
そそとした煌びやかな衣装
雅なお嬢様方の行列だわ

なにやら冠りものして
着物は平安朝の装束
旅姿

髪は長く垂らしていて額が見える
皆様楽しいというより
厳か
そして少し寂しく
少し悲しく
少し孤独

これからの境遇とは?

―私 行かなくてもいいんじゃない?

するとお嬢様方はにわかに
やんややんやのざわめき

そんな~がっかりだわ
おお、うそでしょー!

現代語だと
マジ?!

みたいな反応

でしかたなく
行くよ行くってば・・・いえ行かせていただきます!

だって怖い感じなんですもん

***

りりちゃん、これどう思う?

ん・・・・?

りりちゃん!いる?

庭を見渡してみる
姿が・・・ない?

そ、そんな!!
さっきの雅な方々の関係でりりの姿が消えた?


そういえば
この間りりが植えてた虹の球根は
庭の球根どうなったろう?

よく見ると土が渦巻きになっている
りりが取り込まれている・・・
底なしの沼のよう

おお、どうしましょ!?

あれれ?!

しばらく呆然としていると

りりがそのままびよーんと沈んで
伸びて伸びて

虹も
いっしょに伸びて伸びて

垂直に下がったかと思ったら
ひょいっと一回転して円になって正面に戻ってきた

はぁ 
虹の大車輪ですな

へへ~おもしろいでしょう!!
と得意満面なりり

なんてことはない
何でもへっちゃらのりりちゃんでした

***

虹の大車輪はそのまま天の女神さまを連れてきた

そして私の右に立つ吉祥天さん

ややっ
そこから分裂して何かがらせん状に降りてきた
そして左に立つのは
男性のようなかっこいい女性の姿だけど
甲冑でもきているような
何とも凛々しいスレンダーなお方
お使いにしてはかっこよすぎない?

そして交通整理?

そう、あっという間に
雅な方々を整理整頓して

ここまで下がっててねというように
私の左に寄せてくれた

これなら怖くないでしょ?
みんな「観客」だからね
今度のことはよろしくね

雅な方々も素直に従ってくれている

おお、彼女らはオーディエンスだったのね!

では次なる舞台の準備に取りかかるとしょう


















2012-09-10

聖母マリアの誕生日


地球の子らよ

真綿のように
雲のように
ふっくらとした煙
絹の衣

そこに腰をおろしていいのです
身体をゆだねてください
ほんのり優しい香りがするでしょう
そのままゆっくり
何処を枕にしても大丈夫

真綿があなたを包みます
光にみちて包むでしょう

用意されていた
ずっとあなたを待っていた

そこに居て大丈夫

人は皆それぞれのそこがある
そこから自由に歩みます

それぞれの歩みは
それぞれの歩幅で
それぞれの速さで
それぞれの色で
それぞれの音で

それを見ているのがとても心地よく素晴らしい
その調べを私たちは見て聴いているのが好きです
地球は美しく輝いて見えます

               ~聖母マリアからのチャネリングメッセージ~  



2012-09-06

9月のはじまりの風



夕暮れ
雲の間に何を見ますか

夕日に照らされた赤い龍

黄色い天使

どれも風を浴びて
風を力に換えて

あなたを見ている

あなたの今日
あなたの明日

光は一様に平等

そのことを信じてください

好きなだけ必要なだけ
浴びていいのです


秋の気配を感じているでしょう

共に感じている人とつながりましょう

空はやがて虹色に満たされるでしょう












2012-09-05

満月に酔う



月光の力で浄化されたら
次の舞台

ミラクルな夜には風に乗って
雲間を歩こう

架け橋になるものは見つかっている
何かはあとのお楽しみ

紺色の夜が更けて白々と夜が明けて

燦々と太陽が息吹をあげているこの日
戸締りは必要だろうか
見えるままをただ見て
感じるまま感じて

ただ微笑んでみよう



2012-09-04

異次元


空間を異にしていても
同じ次元にいる
ということはよくあること

悲しいかな
同じ空間にいても
次元の異なることもある
むしろそのほうが多いくらいかもしれない

観音いわく
ただ見ていなさい

2012-08-30

りりの庭 その2



胸に手をあてハートの中へ

りりちゃん、何しているの?

うん・・・

もくもくと背中をむけたまましゃがみこんで
何やらりりは作業の真っ最中

あたりはゆったり緑の草花
水は空と溶けそう

よく見ると

りりは何かを植えている

小さな移植ゴテ

土を掘る

掘って植える

何を?

それは綺麗な虹色・・・
くるくる渦を巻いている



それは何?

うん、植えてるの

それはわかっています、で、それは何?

整然と四角の格子状

へー綺麗に植えてるね

で、それは何?

えへへ・・・・そのうちね・・・

覗きこんでみると
ま、まさか、きゅ、球根?
しかも虹色!

今日のりりちゃん、無口じゃない?


        **  


そういえば・・・

夢を見た

宇宙空間を見上げれば

そこには渦巻き

虹をくるくる丸めて渦巻きにしたら
こんなかもしれない

宇宙に整然と並ぶのは
虹色の銀河たち

1、2、3、4・・・・
・・・5×5=25

渦の端の腕も見える

虹でもそれぞれ色のトーンが違う
緑が強かったり、赤が強かったり・・・

虹色蚊取り線香?
ネズミ花火?

よく見ると

渦の間を小さい光が2つ
ススッと飛んでいる

???

虹を丸めたらこんな蜷局だろう

並んでいるのを見上げる私

ありがとう


・・・・続く






2012-08-29

青い蝶


青い蝶をみた。
http://iyashinoippin.com/SHOP/BUK201.html
モルフォ蝶。
どこかで飼育されていたのが離れたのだろうか。

見事に青かった。
コバルトブルーというか金属質な輝きがある。
シジミなら家の庭で見たことがある。それはかなり柄もあってソフトな感じの青。
それとは比べ物にならないほど青いぞ。

レストランのガラスの外を見たらひょいってな感じで舞うように飛んで一瞬ガラスに留まりその光沢を披露してすぐまた飛び去った。

なんだろうねぇ。と思うが悪いことでない、むしろ良いことだな!
とかなり確信を持つ。

「応援の舞」ですかね。






今までどおり
そこだけに居たいならそのままでいなさい
扉の影にひそんでいなさい
壁の後ろに隠れていなさい

そこはそこでそれなりに居心地はいいだろう

それならそれで人を責めないで
おとなしくしていなさい
行動で示せないなら
我慢しなさい

限界なら

扉は開ければいいだけ

壁は壊さなくても飛び越えるなり
梯子をかけるなり
回り道しても向こう側には行ける
案内人は現れるだろう

自分に素直に自由でいられる



2012-08-26

夏の苔


夏の終わりの深呼吸

誰でも溜息はでる
次の深い息を意識しよう

身体に聖なるエナジーが巡ったら
ちょっと鳥肌がたったりする

空を飛ぶ時も呼吸だね
ひと呼吸は船のオールを漕ぐようなもの

地表に沢山の小さな緑苔が整って
語りかけてきたら
またまた深呼吸

ほらね
あなたはあなたとあなた以外
というひとつのまとまりになったでしょ



2012-08-23

今、気づく



身体の異変に気づく人は幸いです
その人は永遠の命を授かるでしょう
人のエネルギーのなんたるかを求めなさい
それが命そのものを包んでいます
魂の位置を見つめなさい
それが他人を思いやる道につながります
大きなエネルギーの蓄えを求めて他人を押しのける人に
魂の揺らぎは訪れない
草原に寝転ぶ子供の声をを思い出しなさい
水に手をつけてこぼれる雫をごらんなさい
大地の異変に気づく人は幸いです
その人は永遠の愛に導かれるでしょう



2012-08-20

新月の願い



昨日は新月
願い事をすると・・・とのことだが
具体的な願い事はしていない
あえていえば
願いはただひとつ
自分が自分であること




2012-08-17

雷神


雷がなっている

遥か彼方

通り過ぎる鬼

行けないところはないように
私も連れて行っておくれ

祈りの声は
いつもいつも
聞き届けられていた

気づかないだけで
そのとおりになっていた

鏡に映る
顔の隅から隅まで

ほんの小さな気泡

空の上から窺えば
すぐにも掴んでいただろう

幼い人の
完全さ

わざわざこの世に浸かるのか

そうしてそうして
再びの許しに合えば

さらに遠くに飛んで行けるから

雷の使いはあなたの中にいるってさ




2012-08-16

主権は地球にある

この8月15日に
消えゆく記憶は魂に
きっと刻まれて再び上昇するだろう

主権在民
あたりまえと信じてきた
地球上の人々すべてがそうなるように願ってきた

だが
今はさらにこの言葉を叫ぼう

主権在地球

それこそが世界の平和を導く鍵
地球の真の姿を思い出そう



2012-08-10

鞍馬山と金星エネルギー


鞍馬山の根っこの道を歩きながら、体力的には限界の私を強力にサポートし続けていたのは、そこに降り注ぐ膨大なエネルギーだった。
私には、このエネルギーに招かれて、このエネルギーを持ち帰り、富士山麓にむかうことが不思議な小さな使命のように思われていた。
何かの足しになればそれでよい。何かとは何か。心中を察してもらえれば、とただ思う。

なんとも蒸し暑い一日。たくさんの人とすれ違う。
読経する者、外国からきた家族連れ。挨拶を交わすもの。

金星から降ったといわれているサナトクマラのエネルギー。
角度は、ほぼ垂直に降りてくる。スピードも速いそして潔く力強い。オレンジからイエローの光。

台風で倒れたご神木を訪れると確かに折れて残った杉の木があった。
折れた木は博物館に展示されていた。すぐにその木に魅かれ前に座り、瞑想すると確かにサナトクマラのエネルギーとそしてそびえる杉の姿が浮かんだ。そのエネルギーが身体いっぱいに満たされて私は歩いていた。歩かされていた。

波動が高く中性的にも感じるがどちらかといえばそれは男性性のエネルギーともいえるだろう。
貴船に泉のように降りては巷にあふれている女性性のエネルギー、これはヴィーナスのエネルギーとも言われている。まさに対になってこの地域一帯に「在る」のだ。

「二つをはっきり感じ捉え、バランスを取ってバランスを得よ。これはあなたにとって人々にとって、地球にとって大切なことなのだ。」

私はふたつを同時に感じるように意図した。

再び歩き、実際に折れたその木の前に立つと、この木が折れたのは、ひとつの役割を終えたこと、何かのターニングポイントになる出来事であったことが感じられた。

そして今後はご神木たる木はないのだろうか、と思ったそのとき、カメラに収めた手前の細い杉の木が次の「それ」だと心の深部に伝わった。

繋がって、受け継がれているのだ。私は安心した。



2012-08-09

鞍馬山の義経

その若者は
天の教えに基づいて
身のこなし方を学んだ

究極の剣舞は芸の極み
天女なるものとの出会い

まっすぐに日の柱になって飛び立てば
木々の隙間を寸分乱さず
頂上へ超えていく

用意された稽古の相手

大きく立ちはだかるもの
仁王立ちするもの
重くのしかかるもの

よくも完全に用意されたものだ
果敢な動きに
芸にますます磨きがかかる

風の指南
森の技
土にとどまる根のうねり

若者はやがて旅に出る






2012-08-03

鞍馬山~魔王殿

魔王殿。

魔王とは、閻魔大王のことだとも・・・。
地方の各地にある大六天とも関係するらしい。
大六天はよく見かけるがなんとなく足が向かないときがあった。飼い犬は、散歩中近くを通るといまだにひきかえそうとする。

でもある時大六天で、はたとあることを願い出たところ、なんとも勇ましく快く「引き受けた」といって東へ向かって飛んでいくのを観た。
それ以来深く尊敬の念が湧く。漆黒のエネルギーは光沢を帯びている。そのことに、そしてもう一つ大切なことに気づかなければまさしく魔とだけ感じるのかもしれない。

そんなエネルギーと魔王殿に満ちるエネルギーが一致するか確認してみたかった。
そして目を閉じる。第三の目を開く。
登っている時から感じ続けて導かれていた。

それは確かであった。しかも融合している光と闇の姿。私の中では厳かな感覚となにやら友達に再会したような親しみやすさも湧いてきて、「やぁ、やっぱりここに帰っていたんだね。こんにちは。」みたいなウキウキした喜びの感情もこみ上げてきた。
そして完全に繋がった。いくつかメッセージもあったが、ここでは控えたい。

感謝してそこを去った。参拝者はどの人も皆丁寧だった。

続く






2012-08-02

8月の月

この月夜にかがり火をたくと火傷をするよ

この月の青白さ
いつもよりもずっと誉れ高い

白いからこそすべてを見通す

奥の奥までも
隠しても隠し切れない
ごまかしのうわべ言葉は
いっそう笑われるだろう

周囲の気の大きさを見るがいい
いつになく吸い込まれそうになるだろう

それが本当のあなたの姿

蓋をしたものにかぎって開き
何もかもが明らかになる

むせかえる夜の使いの香
気づかないまま
立てこもるなら
そうするしかない

ジャンプする虫の自由を羨ましく思うなら
それもいいだろう

危険な夜の
宮参りはもう終わった

この地上に楽器はいくらでもある
奏でる音は常に心地よいものとなるだろう
共に過ごすなら
その身はひとつとなるだろう






2012-07-31

鞍馬山

鞍馬山は貴船の反対側の山。
麓からケーブルがある。

境内は比較的新しい。やはり外国からの参拝客が多い。広東語らしい言葉を聞いて香港を思い出した。

中腹で休みながら登る。振り返ると比叡山が広がっている。
不思議な地形だな・・・。
地質学的にも以前海だったらしい地層が褶曲しているようだ。海の生物化石があるとのこと。やっぱり不思議な感じだ。

汗だくになり、中腹の博物館に入る。地質学的な歴史と鎌倉時代の幕開けに亡くなった数々の伝説を作った源義経のエピソード。

彼はこの山で修業を積んだ。大いなるエネルギーを浴びながら。
亡くなったあともここに祀られている。

館には仏像が集められていた。千手観音像、毘沙門天。
そして、台風で折れたご神木の杉の木。

私は迷わず杉の木の前で瞑想した。
降りてきた画像は、その杉が健在であった時の姿か、それともそのあとで会うことになる杉の木か。気高くそびえる姿だった。

それは貴船神社でリーディングした桂の木と対であることをもの語り、貴船のエネルギーは女性性を現し、鞍馬山では男性性の強いエネルギーを現しているということだ。
その素晴らしいバランスを受け取るようにと伝わってきた。

私は「あいわかった。」とまるで時代劇のようなセリフをつぶやいた。
丹田あたりからぐんとこみ上げるような力強いそしてとても波動の高いエネルギー。濃いゴールドという感じだろうか。

一休みにもなって、また歩く気になった。非常に強い回復のエナジーでもある。そして上がって来いと招かれている。
続く



2012-07-28

貴船(気生根)の女神なる存在

そこは生気を回復するところ

光をエナジーを受け留める樹々の力
意思を持つかのような祈祷の枝

しなやかに舞い降りる
雨のような潤いと惠
恢復の雲

頭上の扉を信じれば
巡礼するようにさらさらと吹く
天の入り口


あたかも知らなかった時のほうが一瞬のできごととなる

薄い水色の
若葉の緑色の
光る白の

それは確かな深い懐

安心の
安全の
柔らかい
沈まない
消えない

あなたのこころを
取り戻そう


*** *** ****
貴船神社

7月25日

時間を外した日といわれる。

昨年は仕事であった。朝から出勤時間ぎりぎりなのに慌てるということがなかった記憶がある。
一方で落ち着かないという人もいるのだろうか。頭だけで知っているのと感覚で知るのとでは全く違う。

今年のこの日、貴船神社にいた。
気生根とも書く。また貴布禰とも書く。
女性性の強いエネルギーに満ち満ちでいる。

平安時代の歌人、和泉式部は夫の心が離れていくのを悲しんで貴船に参ずる。
和歌が残っている。和歌は、「後拾遺和歌集」におさめられている。

ものおもへば
沢の蛍もわが身より
あくがれいづる
魂かとぞみる


(あれこれ思い悩んでここまできますと蛍が貴船川一面に飛んでいます。そのはなかい光は、まるで自分の魂が体から抜け出て飛んでいるようです。)



返歌もある。


おく山に
たぎりて落つる滝の瀬の
玉ちるばかり
ものな思ひそ

(しぶきをあげて飛散る奥山の滝の水玉のように魂が抜け出て飛散り消えてゆく、死ぬかと思うほどそんな深く考えなさるなよ。)

この返歌は男性の声で和泉式部の耳にとどいたそうだ。貴布禰の明神からの御返しだとされて伝わっている。

川の反対側は鞍馬山である。その頂上から少し貴船川側に下ると魔王殿がある。
声はこの付近からだろうか。天からの声はその人にふさわしい形で降ってくる。
和泉式部の悲しみの中での力のあるチャネリングだ。
そして平安の昔に詠んだ歌として今に残り、私たちの目に耳に語りかける。さらに昔からそこに降りていた大いなる存在を示してくれた和泉式部の役割はとても大きい。
彼女自身もまた女神なる存在として数えられてよいだろう。






2012-07-24

貴船川と川床


小さな精霊は無数の光となって私を取り囲んだ
小さな微笑
賑やかな団欒
まつりの神輿を見送る子供のように
豊かで無邪気な喜び

私はただじっとみて
ただじっとされるがままにしていた

風に巻かれて山から谷から
川の下のほうへ
水のしぶき一瞬のすき間に

かくれんぼは永遠に終わらない

参加を呼びかけられても
食べるばかりの私

+++++++ ++++++
大いなるものから呼ばれるように出かけた京都の数日、目的はわかっていた・・・

7月24日から昨日まで、京都にいた。ほとんどを貴船と鞍馬山で過ごした。

24日は夕方に到着し、川床で夕食。せせらぎの上にデッキをしつらえて茣蓙を引く。雨が降れば店の者が慌てて茣蓙やテーブルを撤収する。幸い午後に降った雨は到着時にはあがっていた。案内の者はひとこと。「今、修復中です。」

部屋に通ると2階で昔の正式な畳の大きさで八畳和室だった。窓の下には葭簀がかかり川床の屋根にしている。ふと対岸に目を向けると鞍馬山側の急斜面に鹿が姿を現すという幸運に恵まれた。

普通の日とあって泊り客は少ない。旅館の構えはこれぞ日本の京都です、というような和風の風流な様子、川の段に沿って地下に降りる階段もくぐり戸も何とも言えない木造で細工が面白い。
川はせせらぎ、涼やかな風を運ぶ。ずっと精霊を感じていた。(続く)




2012-07-22

時間がほどける~希望



時間の軸が糸のようにほどける
昨日は今日
今日は明日
明日は昨日

希望とは
未来に馳せた
それぞれの複数の次元への思い
そしてそれが現実となる
ベストなチョイスをすることはきっとできる

それを信じることまたは信頼すること
これを希望という

2012-07-21

捉える

観えた?
観るとは感じること

聴こえた?
聴くとは感じること

匂いがした?
匂うとは感じること

どれも気配は一瞬

キャッチしたら
確かな出来事である


++++ ++++

この春に購入したハーキマーダイヤモンドは、買う予定になかったが買ってしまったものだった。
しばらくこのクリスタルの持ち主は私でいいのか自問していた。今見てもますます素晴らしい虹を放つ。

購入した店はよい感じの女の子二人が店番だった。
だんだん見るもの見るものみんな綺麗で次々眺めてばかり。二人は、私がクリスタルを手にするとその状態をどうもリーディングしていたようだ。

はじめはリーディングしていることについては何も言わなかったが、店主からそのような教えを受けているらしく、やがてそのままリーディング内容を言い始めた。
私は、そのまま聞いていた。


そのうち大きいものを持ってみてもらいたい感じがすると言ってハーキマーをケースから出してきたり・・・ということになった。
最後はかなり大きなクラスターだった。膝に乗せないと見ることはできない。私もクリスタルを当然リーディングしている。たくさんのクリスタルに囲まれたまま果てしなくそこにずっといたかった。

ソファに座っていた私はふと女の子を見上げる。すると彼女の頭上に金色の柱がいくつも観え、それがメリーゴーランドのように回っている。音まで聴こえた感じだ。キラキラしながら高い音の鐘が鳴る。そしてそさらにその上には王冠が浮いていた。それも黄金の、まさに姫やら王妃やらが被っているような。

私は言った。「あなた冠被っているのね。」
リーディングしている人なんだからさほど驚かないだろうが、さすがにきょとんとしていた。





2012-07-19

スペース

スペースをとりなさい
自分と他者の境界線を明確にしなさい

他人のエネルギーは他人のものであなたのものではない
それに惑わされる必要はない

ただそこにいなさい

そことは自分の中心軸である

吹きすさぶ嵐は誰のせいでもない
あなたはただ自分の中心軸にいて通り過ぎる様子を見ていなさい

悪夢の正体
地球の愛

宇宙の見守るものを観なさい


2012-07-18

予知



古い言葉の影に真実が見えたら
それは古い言葉ではなく
未来を予知するもの

聞き分け
見分けるのは
さりげない仕草
不動の感覚

いつか見た空に
明日を観る
過去の思いに生きる君へ


2012-07-15

アンク

アンクの十字

振れば何かか起こるだろう
悲しみの時
禍の時
如何に見失ったかを計るとき

金のひと匙を加えれば
広く世界を観るだろう
動植物の動き
人々のざわめき

すべては意味があって
意味がない
空の響きを聴くがいい

2012-07-13

美の光射し


美の光とは
水面に照らされた日の光
雨粒に反射する太陽の光線
砂の熱い陽炎


優美なまでのさりげない横顔
躍動する筋肉の隆起
笑う子供と一緒に揺れる柔らかな髪の艶
葉に積もる雪の表情
夕暮れに子を呼ぶ母の声の響き
散歩の日傘のレースの広がり
芽吹く緑の幼い光沢
雨上がりの虹を眺める学童の頬

空を歩く天使の衣
舞い踊る無表情な天女
呼ばれて到着した天使の剣
高いところで座す仏の手
長く思惟する菩薩の膝
蓮の花の不思議なバラ色

あなたが一度見ただけで忘れられない無限の光景




2012-07-11

冷夏


夏空が見える日が多くなってきた。
今年は、空梅雨?
私にはそれよりも「冷夏」という感覚が来ていた。
猛暑続きの日本、台風も沖縄近くで発生し、日本の、いや世界の気候も変化の中、人間の仕業なのか、地球の営みなのか・・・。その両方だ。

今月の夏日は、昔懐かしい夏の範疇で、子供のころの夏を思い出したりしていた。蚊取り線香の香り。ドアの隙間からただよってくる・・・と郷愁にひたるも、現実の蚊のほうは、子供のころの蚊より強力に進化している。

なぜ冷夏の直観がきたのか。それはまだ6月の梅雨に入るか入らないかのころだった。青空から巷にかけてのエナジーからだった。

そして、どうするのか、私たちは。
次に浮かんだのは「米」だった。米の不作?もしくは猛暑でないことから豊作?
どちらかはわからないが、植物になんらかの影響はくるだろう。

予め冷夏だとわかったところで、私たちが行うことは、不作なら買いだめ、豊作なら買いたたき、作り手は泣く泣く処分だ。

輸出先を俄かに探してもすぐには見つからないかもしれない。あらゆる日本産はブランドになることをだいぶ前から感じていた。とっとと外に売り込む人が出てきてもよさそうなものを何が阻んでいたのか、外に羽ばたかない業界。
去年から今年では放射能の影響でその活路は棚上げ。

さて、この夏だ。
淡々と過ごせる者は幸いだ。あらゆる面で一手を打つならこの夏だ。人間社会の行く先がかかっている。




2012-07-09

楠木

塩船観音寺境内
クスノキ

そこはしなやかで深みのある褥
横になればたちまち包みこみ
安らかな眠りを誘う

明るい暖かな陽だまり
丸く丸く円の内側へ
ほのぼのとした健やかな香
一切を含み
一切を無に帰す

栄光なる神の御座
祝福の光
この世に降る

迷いの有るものよ
ここに座れ
すべては無に帰るだろう



*** *** ***

グリーマネッセンス~クスノキ~

肉体の叡智、ヒーリングのための本能的な知恵の円滑な流れ、恩恵、自信。迷いや妄想を抱いているとき。

「グリーマンエッセンスラインナップ」より抜粋






2012-07-08

コバルトセージ


コバルトセージの葉
何かを脱ぎ捨てることと
何かを解放することは必ずしも同義ではない

何かを手放すことは何を手放すかによるものなので
何でも手放せばよいというものではない

何かをやめる
何かを切り捨てること
何かを始める
何かを繰り返すことが
必ずしも正しいことではないように


真実を見ようとしない
勘違いこそ
手放したほうがよい
確認することを「恐れる」ことこそ
手放さそう


**** **** ****

グリーマンエッセンス~セージ~

消化器系の働き、経絡の浄化。
メンタル体とスピリチュアルボディの整合を図り、それによって宗教への狂信や無神論への傾倒を防ぐ。

「グリーマンエッセンスオフィシャルガイドブック」より抜粋



2012-07-06

梅雨晴れの景色


梅雨晴れの景色

夕映えに満ちる土のかおり
いつか見た幻想が再びくりかえす

懐かしさのなかで
人はその記憶の限りを尽くして
幸福を探す

目の前の傘を滴る思い出は
バス停で待つ人々の思考の結晶

水たまりに映る夕空と流れる雲
傘の柄を軽く振って
家の台所から漏れる音をたどる

涙は宝石のように
緑の葉を蔦って
光に戻る





2012-07-05

時の合図



蔓延るものの正体
曇るガラスのような
うるさく付きまとうストーカー
きりきり舞いしてもなお
気づきのない依存
すべては同じような言葉で語られ
これまでと同じ流行の一つになる

我が身を疑う何重もの己の姿
恐れる者はなお
その只中にあるのみ

飾り立てただけの神の肖像
おもちゃ箱の人形のようにしまわれて
買った証のみで本質は使われない


高みに花咲く神々は
すぐ傍まで降りている
お前の目の前
貴方の右横
脳天を突き抜けてくるメッセージは

わたしたちがいます
わたしたちを呼んでください
すぐそばにいつもいつもいます
気づいてください

きらきら
ひらひら
燦々

賑やかなるこのファンファーレ
目を閉じよ
そうすれば
瞼の中に

深呼吸せよ
そうすれば
その肩の際に

人々よ
どろどろの水の淀みを
避けても見落とすな




季節の移ろい


夏のひととき
秋の気配

夏の草笛
秋の虫

石ころに刻んだ
今日の遊び

風のふくまま
そこにいていい
段々畑を駆け下りるように
海に向かって走れ
視界に映るのは光る海だけ

木登りの名人が木に登る
足の掛け方の技の数々
達人は木を知っている

そのまま木の命を吸って
手を伸ばせばいい
見えるのは高い空だけ

2012-07-04

シュールな月



シュールな月に挨拶するとき

碧い影と漂う雲
いつか見た記憶の夜空と重ねてみたら
どこにでも移動できる

さんざん嘆きの声を聴き
音楽の調べに混ぜてみたら
現代の人達は泣いてしまうかもしれない

違う星から来た人は奇異に思うだろうか
滝つぼに落ちるように叫ぶ人間の姿

搾り取られてもまだ息をしていると
いっそうの苦渋を要求していると勘違いされる

とんだ滑稽なお化け屋敷のように
窓ガラスに手をついて眺めるのは誰だ

いささかの同情さえそこにはなく
自分より先に誰かを殺そうとする

山羊の盲目こそ天の幸い
優しい眼差しは疑問の罵声を誘う

それもこれも
ただひたすら恐怖を隠そうとしているだけ
という茶番劇に真剣に立ち向かう

妖気に満ちた夜のお出まし
暗くしっとり

ほんの少し月が隠れた隙間をぬっての出来事だった





2012-07-03

りりの庭 1

虹の温泉・・・?

パシャパシャ

少女は足をバタつかせ虹の泉と遊んでる

少女の小さな足の指
少女の白いつま先

虹の水は七色に輝き
少女の動きに合わせて煌めきながら落ちる

落ちた虹の雫

何処へ行くのか

**


雲の下に小さな赤ん坊が見える
草場の影にその子はいた
生まれたままの恰好で

土はその子のベッド
草の香はその子の子守唄

―雫が落ちる―

急に目覚めたように泣き声が轟く
今生まれたばかりのように

通りかかった女性

驚いてその赤ん坊を抱き上げた

「まぁ、いったいどうしたというの?こんなところに・・・よしよし、泣かないでいいのよ。」

火のついたように泣く赤ん坊
そのままほうっておけるはずもない

女性の腕の中で次の運命が待つ



夜の帳




闇の誘いが静かに近づいても
笑ってそのまま見ていよう

風が吹くままに
風に吹かれよう

いつもの停車場に留まるバスのように
誰かが乗って誰かが降りる

そんなふうに眺めていよう

月の満ち欠けのスピードに合わせて
あなたも巡る光を浴びていよう

雲の間に夏の空が覗くとき
はっきりとその闇の行先も見えるだろう




2012-06-26

クチナシ



雨粒の間を吹く
風に乗って滑る
梔子の香

部屋に迎え入れたら
じっとして

見つめるものを
見つめ返す

真綿の白は
静かなグラフを推移し
やがて朽ちる

一瞬の恍惚を巷に招いて


2012-06-21

夏至の緑





濃い葉の並びが充実するころ
雨風に晒されて
いっそうの煌めきを覚えるとき

土の匂いに誘われ
ひとたび外に赴けば
遠い山の上にいるものを探る

道を挟んで眺めれば
二度と会えないと錯覚する
人と人との間には
離れていても何かがある

それを観ずに折り重なろうとするならば
道幅はさらに広くなるだろう

ゆりかごのように風を編み
そこにすっかり委ねたら
繁みが水に映って溶けるように
すべてと一体になるだろう




侵入者



そこは何事もないかのように思えた

静かな野原
しゃがみこんで遊ぶ少女
さわやかな風
流れる緑の草
ふんわりした少女のドレス
野に映えて
空を降ろし
やさしい水色を放つ
後ろ姿はいつものとおりのようだった

「ねぇ、何しているの?」
少女「・・・・」
小さな背中が軽くこちらに傾いた
「どうしたの?」
少女「うーん・・・」

風景はいつものように妖精の住処のように芳しい
しかし明らかに曇った少女の表情
「なんか変なの?」

ーソロモンー

瞬間
さらりとと聴こえた
「じゃあ、ソロモンのレイアウトに入る?」

そうして私は少女を素早くソロモンレイアウトに入れる

それは魔法の星
クリスタルの技
優しいクリスタルが少女を囲む

**

次の瞬間

鉛筆のような男の子が出現した

アオカビのように濁った身体
しなびた顔
つらそうな眼差し

「どうしたの?あなたは誰?」

応えずただ縮こまったしぐさ
耐えられない苦痛
声も出ず表現もできない
おお、なんという痛ましさ
封じ込められた堅い緑

「あなたが私でないならここから立ち去ってください。」

縮こまった鉛筆のような少年はくすんだ顔のまま離れていく
おお、どこに行くのだろう
地球の中に入れても清められない
宇宙に上げてもそこに浮いたまま

「元にいたところに一度お帰りなさい」

そこはたくさんのアオカビにまみれた楔が集まっているところであった

いつか天使が解いてくれますように
固まった楔もやがてクリスタルになり
光にもどるでしょう
きっと・・・

**

ふと気がつくといつものガーデンの中
風はいつものように静止したように穏やか
少女よ、どこにいるのか?

「大丈夫?どうしたい?」
少女「うん、あのね虹のお水に足をつけて遊びたいの。いっしょにきて。」
ああ、そこに居るのはいつものとびきり明るい少女の笑顔
そして声

「いいよ。行こう。」
美しい虹の橋の上に座り
足を虹の水に浸す
池のように泉のようにその水は七色に揺れた

今の出来事をきれいにしてもらいましょうね
わたしは少女のために祈った

大天使ミカエル
そして
大天使ルシフェル
どうぞこの小さなガーデンに来てください

***

さらに次の瞬間

わたしの右横にミカエルが立つ
そして少女の横にルシフェルが立つ

黒い美しい馬
黒い美しいルシフェルが虹のそばでドレスをまくり素足を水につっこんでいる少女をみつめる

少女「わーい、ルシフェルだー、ねぇねぇその馬に乗っけて!いいでしょ?」
少女は馬にまたがりはしゃぎまわる・・
はしゃぎまわる・・
おおはしゃぎである

「わぉ、ごめんなさいね、ルシフェル・・・ちょっと相手をしてあげてくれる?」
天使はただ相手をしてくれた

懲りずにまた来ておくれ

安堵したわたしがこっそり願う


















2012-06-14

もしかしたら


もしかしたら・・・しまうかもしれない
などというものに
取りつかれたら
ここに戻る方法が必要だ

ここにいるしかない訳だから
ここにいよう
ここにいましょう

意識は時間を超えていく
そういうものであることを
まず意識しよう

・・・こうなったらどうしよう
などというものに
取りつかれたら
ここに戻るステーションを持とう

ネットサーフィンしても
身体はここにある
貴方の肉体はそこにある

あなたはそこにあってよい
私はここにあってよい

共に大いなる自分の中に
ただひたすらありましょう







2012-06-12

レッドジャスパー

レッドジャスパー

故郷へに帰ったら
何をする

きっと土の匂いに気づき
空気の広がりと風の波を懐かしむ

踏みしめた足に
地球を感じる

故郷に根差す傷も
真実そこに行けば癒される

あなたは生きたいのだから




***  ***

ジャスパーは、基本的にグランディング、第1チャクラに対応します。

茶色のジャスパーがありますが、こちらは疲れやストレスによる腰痛に働きかけを感じることができるようです。お試しあれ。







6月の光



雨の空にも意識は向けられる

降ってくるものを見ながら
降りてくるものも観よう

誰が私の側にいるか
私と私と円の園

厚い雲を乗り越えて
美しいものがめぐってくる

葉の上に落ちる雨粒は
涙のようでそうではない



2012-06-08

月の輝く夜



月が輝く夜に
青い光を浴びたら
それは静かに部屋に差し込み
忍び込み
熱くも冷たくもない
それは人肌ほど
光が素足に触れたらわかる
何が来たのか

 いつか観た直線を思い出しなさい
 それはすべてが完全であることを伝えたものでしたね
 永久に限りなくそれはあってそれは続く 

 悲しみは悲しみのままでいいのです
 ただ流れていきます
 安心していなさい

 ドラマはドラマを作りたい人が作っています 
 それはそれぞれの使命なのです
 それがたとえほんの少しの勘違いや思い込みでも
 物語は限りなく壮大に紡ぎだされるでしょう

 悲しみは悲しみのままにしておきなさい
 そのまま流れていきます
 安心していなさい

 いつか観た直線を思い出しなさい
 それはすべてが完全であることを語っていましたね

ただ蒼く白く
ほんのりたおやかに
筋状に灯す
しばらくは月に任せよう
あたりが夜明けに向かうまで







2012-06-07

龍の話



マニフェステーション
高い山々の頂上を通って
龍の波が現れるとき
雲の合間に漂うように
苦難の涙にくれるものを眺める
闇はそこにはない
雲の滝が押し寄せるように垂れ込めて麓をのみこむ
点滅する眼
声のない叫びをあげながら
うねる竜巻のようにあなたの前を通過する
恐れるか
それを恐れるのか
お前はそうして目を逸らす
すべてはお前次第なのだ
七色に輝く鱗を呑め
祝福の渦巻きが起こり貴様を連れ去るだろう
何処へ行くのかお前にはわかるまい
高らかな笑い声だけが残り
空はいつもの風情に戻る

すっかり夢の中のような気がしたら
それはそれでよい

あなたはあなた













2012-06-06

金星の導き


しばらくすると
kiftsgateキフツゲート
そのエナジーは丹田に入った

日中の陽射しは曇りだった

ほんのり湿った明るい空気
もうすぐ梅雨だと教えている
漂う木々の香と光の粒

人々は何となく穏やかであり不安でもある
どちらともつかぬ
明暗の永遠は

このとき終に一つに落ちたのだった

沸々とわき起こる生命の響き
突き上がるパワーのどよめき

シエスタは
時空を超えておとずれる
ただただ身を任せよう

グローリー


薔薇の季節は、実は結構長いですね。
種類によって、花が開くのに時間差があります。モッコウバラなど原種に近いものは、早く、大輪のティーローズなどは遅めで今も咲いてくれています。種類を選んで庭に植えれば、1か月以上楽しめます。

そして、伝えてくれるものもそれぞれ違うようです。いそがしいなぁ(笑)

先日、薔薇園で感じたのですが、真紅の薔薇って実は少ないということ。マジェンダに近いものは多いように思いました。
でもどれも胸にせまって本当に愛情豊か。
Crimson Glory
真紅の薔薇は我が家にもあって、毎年楽しみにしていたのですが、今年は蕾をもちませんでした。

クリムソン・グローリーというドイツで作出された珍しいというか誕生が比較的古い薔薇です。

これが、なんとも蕾がいわゆるジューシーで、まるで赤ワインに浸けたみたい。
イチゴの形にも似ていて本当に美しく愛らしいのです。

花も薔薇のイメージの王道をゆく真紅の豊潤な姿。
そんなこともあって、蕾をつけなかった今年は、ちょっと寂しめでした。枝もなかなか太くはならず、お世話は難しいみたい。これでもう来年もずっと咲かないのかな・・・と半ばあきらめかけていたところでした。

それがなんと一昨日根元から新しいシュートが。花をつけず力を蓄えて新しい枝にエネルギーを注いだんですね。
花が咲かなくても感動しきりでした。そういえば一度薔薇に向かって話しかけて、さらに祈ったっけな。それが天と薔薇の精霊に聞き届けられたみたいな気がしました。


2012-06-04

月と薔薇

その日
キフツゲート
白い光が注がれると
胸が高鳴り
そこに虹の泉が生まれた
それがあまねく人々に巡り
やがてささやかな幸福の興奮が湧き起こった

次に青い光が降った
高鳴りは穏やかな波となって
誠実と理解が生まれた
小さなたゆまない
さざ波は
零れ落ちる宝石のように
人々の理性を高め広々とした平安が広まった

2012/6/4 20:00

ブルームーン



2012-06-03

シダ

紫はペンステモン
シダ

深い地の底には
新しい街がある
古い街がそびえる
空中回転するみたいに
プールでターンするみたいに

そこは広がっている
光る眼の人たちと
そこで過ごそう


2012-06-01

萩原朔太郎~ヘルマン・ヘッセ

幸福論の風―2009年6月 母の思い出とともに記すー

春、桜の季節になると決まって思い出すのは萩原朔太郎の詩、『月に吠える』の中の「春の実体」だ。満開になった桜をどう形容したものか、桜を題した数限りない書物や表現の中、たいして読書量もない私が、偶然にも出会ったまさに釈然とする詩だった。「春の実体」のどの言葉というより、数行が成す一連の詩全体から湧き立つもの、匂い立つものが何より私の中の満開の桜を言い当てているのだった。そのことに気づいたのは大学生のころだったと思う。だからといってその詩を暗誦できるわけでも、特に萩原朔太郎に憧憬しているというわけでもない。ただ、「あの人のあの作品」と思い当たるだけのことで時々眺めてみたりするだけだ。こういうのを「第二の知識」というらしい。

昨年の五月、私は母を亡くした。一年半前、転院し最後の砦となった病院では緩和ケア(身体の痛みを和らげたり心のケアをおこなって、がんなどの治療と並行して行われる医療)病棟を入退院して過ごした。その病棟は、便利に作られていて浴室やコインランドリーも用意されていたので、私が看病に行った時には時々利用していた。

あるときランドリーに行くと、そこには二十歳にとどくかとどかないかくらいの若い女の子がいた。頭にはピンク色のバンダナを巻いている。薬の副作用のためだとすぐにわかった。傍にはその少女とそっくりな顔をした少年が、まるで三六〇度少女を護衛するようにぴったりと寄り添っている。おそらく双子の兄妹だろうと思われた。私はその光景に呆然と見入った。やがてあまり見つめては失礼と思い、居たたまれなくなって一旦母の病室にひきあげた。


裏磐梯 五色沼
今年に入り一周忌を過ぎても母の記憶は毎日のように蘇る。それとともに時折あの少女のことも思い出された。護衛をするように傍を離れなかった少年もそうだが、少女はいっそうの鮮烈さを持っていた。そしてほんの一瞬の出来事なのにすっかり私の記憶の一部になったその少女の姿や表情を何と表現したものかと思いめぐらしたりするのだった。

単純な話題にするとしたら、おそらく「天使のような女の子に出会った。」ということになるだろう。ところが実際はそんな表現ではとても言い表せない。あの姿、眼差し、全身から放つ不思議な輝き、この世のものとは思えないようなより澄んだ光が強くも弱くも醸し出されているようで、どんなふうに語ればよいのか、絵が描けたら果たして表現できるものだろうか、パステル調の濃淡でそれは表されるものだろうか、それとも古いヨーロッパの教会に響く多声音楽だろうか。どれをとっても今ひとつのような気がした。

そしてあるとき、突き抜けるように閃いた。

ヘッセの「幸福論」だ。
しかし、これと確信しながらも同時に「幸福」とは全くの対極におかれているであろう少女と「幸福論」がどうして結びつくのか疑問も湧いた。ヘルマン・ヘッセはドイツの作家であり詩人だ。私の遠い記憶の片隅に追いやられたヘッセの詩の一部が少女と結びつくのかとも思ったが、とりあえず「幸福論」を読んでみた。

そこには少年時代のヘッセが、ある朝目覚めた時の光景と感覚が語られていた。見たこともない外国の風景、屋根瓦を照らす朝日の輝き。美しい情景と「幸福」に包まれた少年の朝のまどろみ。そしてヘッセの「幸福」に対する分析や感じ方。懐かしい気分で読み返した。

その後、6月のある日、用事があって昼間の電車に乗った。梅雨時でもその日はよく晴れ、夏の間近さを思わせた。昼間の電車に乗ると母を見舞いに出かけていたころを思い出す。私は暇にまかせて再び本を取り出した。

そして思った。
あの時の少女は当然のことながら幸福の中にいたわけではなく、また、その少女を目にできた私が幸福だったということでもなく、ただあの少女は「幸福が何かを知っていた」のではないか。しかも理屈ではなく心と体のすべてをして幸福たることの真の意味を認識していたのではないか。

そう考えて再び「幸福論」を読み進めると今度は涙が出てきた。不思議な光に包まれた少女の姿を通しながら、ヘッセが著した「幸福論」というものが初めて伝わってきたように感じられたのだった。そして電車に揺られながら、その感覚が私の中をいつまでも駆け巡り、乗った電車そのものをも包み込んでどこまでも永遠に走り続けるかのように思われた。

これからはあの時の少女の記憶とともに、ヘッセの「幸福論」を思い出すようになるのだろう。


「月に吠える」 「萩原朔太郎詩集」河上徹太郎編より 新潮社
「幸福論」    ヘルマン・ヘッセ/高橋健二訳 新潮社

2007年の夜明け



2007年高3だった人へ贈った言葉

カルミア
一つの物事に集中するとき
“無心”という状態を経験することがあります
自己が最もシンプルになり
まさに“生”そのものを実感する瞬間ともいえるでしょう
さらにそうした心持に遭遇したとき
自らの人生(過去・現在・未来)が一気に体中を駆け巡り
自分は何者であるか
自分は何をすべきか
という『内なる声』が込みあげ鐘のように響くことがあります
私たち人間はそうして成長しているといえるでしょう
人生の道しるべ
―『内なる声』を大切に―

2007/1/29





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カルミア
白く遠目には、優しいさりげない木花のようですが、近くで見るとその造形美に、はっとさせられます。

芯に轟くような熱情
星が弾ける音
正しい道しるべ