再び新月がきた
南半球では日蝕
感じるのは
混乱
欺瞞
脆弱
火の粉
だからこその
保護
活性
生還
水の精
優位になろうとして
再び棘を出す者がいる
無駄な競争の犠牲にわざわざ
身を差し出してしまう者
黙認という罪悪感に悩む
叫びのように泣きわめく
これほどまでに宇宙の影響をうける日が来たのか
不眠不休の嵐の中で
更なる落とし穴に陥ってしまった者
ごまかしはもはや
茶番劇に過ぎないというのに
人の持ち物を笠に着て他人を蹴落として優越感に生きようとする
幻想の上に幻想を重ねた架空の世界に
よじ登って安心を保とうとするものよ
宇宙はそこにも押し寄せるだろう
*オーストラリアで皆既日食 日本では新月