2013-04-30

ファンタスティック・ブルー


はらはら落ちるは
花びらか

映画ブエノスアイレス
新しい季節の入れ替わりに
合図を送る

雪柳の白

はらはらとめどなく落ちるは
涙の粒どもか

思いのたけを込めて
呟けば
唄になる

果てしない夢の狭間を歩いてきた者よ
青紫の光の花束が
いつでも君とともにいる

春のうららのめまいのなかで
散りばめられた薔薇の花びら

君は空に舞って
今も天空を華やかに飾る

身を固くしてして膝を抱えるものを
静かに包むために




2013/4/1

2013-04-27

満を持す


満月の仕業か

天の采配

簡単にいえばそういうことだろう

忌々しいのは地球の美しさ

なんて美しいのだ

そのせいで私はここにいるしかない



そこからはどのくらいリアルにみえるかな

上からの眺めしかわからない天使たちよ

さぞ興味津々だろう

ここは美しすぎて見通しが悪い

いちいち足止めをくっている人が五万といる

水が打ちつける岩の感触を体験したいだろう

天使さん

虫の声と草の芽吹く音

砂を這うトカゲの尻尾

鷲が獲物に眼をつける眼球と風の摩擦

知りたいものが無限にあるだろうよ

何といっても美しいのだから



忌々しいのは

肉体に留まる痛み

それがないとここにいられないか

ここは360度眺められる映画館

豪華キャストのフル出場

憩いの広場を繋ぎながら

散歩をするのも今しばらくの間



2013-04-26

りりの庭~空豆の木 その1


ぬるぬる~
ぬる

ぬめ
ぬめぬめ~

なんじゃーこれは!

オリーブグリーンのクリームというか泥かなんかみたい

おお深海の土かしらん?パックできるかも・・・?

それとも抹茶アイスクリームかい?

ありゃりゃりゃ

人型になってきた~
にゅるにゅるっと立ち上がって
むむ
男の子っぽいぞ

どうーすんの?

君君
どうしたの?

そんなどろどろになってさ

眼が見えるかどうかくらいに泥にくるまって・・・

どこから出現したの?

ーーまったく記憶がないわぁ

リりちゃん?!
知ってる?

うーんうーん
うへへ~

りりはなんとなく照れている?!

と、とにかく
その子なんとかするべ

ということで
例によって庭の泉で
どろどろを洗ってみることに・・・

ジョウロでざーっと流すと
あれれ
意外と簡単に落ちるじゃない

大々的に洗ってみる
目玉がでっかい
見開いたまんま

でもなんか一点を見てるだけで
腕はだらんとたらしたまんま

突っ立ってるだけでなくて自分でも洗ってみたらどう?
とも言えないくらい・・・

意識あるんかな・・・

ほほーなんとこの子金髪だわ!でっかい目はモスグリーン?
いやいや日に当たるとグリーンだよ

なんかを強くつよーく握りしめているよ

何持ってんの?

手も洗い流してみる

その中見せてごらんよと言っても無反応男子

しかたないので握りしめた小さな手をこじ開ける

なんだろうねぇ
種?

うーん空豆みたいな形だね

やっぱりグリーンだ

これそんなに大事なものなのかなぁ

ーーなんでここにこの子はいるのだろう?

ねぇ?りりちゃん?

へへへといって
りりはその男子の傍に立つ

そして空豆みたいな種を受け取り

やーーったーー

大っきい種!

植えよう植えよう!!

そしたらこーんなふうになるかも
・・・

それはまるででっかい豆の木
ぐんぐん伸びて伸びて空を突き抜けそう

ああ、ジャックと豆の木ね・・・

そして枝にはいっぱいいっぱいいっぱい・・・

何の実がなってるの?

って

おい!

りりが何人も木になっているじゃん!
枝ごとにりりが得意の大車輪してる・・・

りりちゃん、冗談やめてよね
面倒みきれないじゃない!

えへへーーーちょっと面白かった?

いいえ、ちっとも!
驚異なだけですよ!冷や汗ものだわよ


続く



2013-04-22

一なるもの


天なるごとく地に降りむ

諸々のものたちに”在る”ことと同じに観られるようになるためである

ことづてを受けとめてくれることに感謝する

一言

一筋

一滴

それですべては始まるのだから

その一言を唱えてみよ

背中を突いた力の源がどこからきたか
どのように人々と物と自然に関わるか

無理なく語ることは難しいか

けれどそうなれば自然に流れて伝えられてゆくだろう

放射状の七色の光の筋を昔の人々はみな観ていたのだ

長い間に形だけになった

それはそれで新しい世界の物語となり
文字となり
儀式となる

かけ離れ過ぎたらあなたの力を使う

ただそのままその身を貸してくれるので

そのためあなたはそうしているのだ

木々と同じように
岩々と同じように
受けとめて地に成す

その小さな一筋の光を放ちなさい

共鳴するものは観たであろう

鳥の姿
雲の色合い
次に出会う人の記憶の陽に残るとき

その波は自然と湧き広がる

恐れるものは一時的なるもの

観たもの感じたものをよく味わいなさい

螺旋を描く細い虹の光線はあなたの”形”に幸いするだろう

それと違うものを感じたらそれはそのとき必要なものを示している

それはあなたもすべてもそれを必要としている


 天地一なるもの  チャネリングbyLili
                          出雲大社にて


2013-04-19

出雲を行く~超自然体


テリー・サイモンズさんチャネリングのアシュタールと穴口恵子さんの

一日セミナーに出かけて、チャネリングメッセージに浸ってきた。

未来の地球の姿と私たち・・・

アシュタールから

未来の地球で真実こうあってほしい様子をイメージをしてみてください

といわれ、それぞれ参加者が瞑想してやってみることに・・・

私は

先日出かけた出雲での感覚とヴィジョンが浮かび、

椿の木と緑の醸すエネルギーに包まれたにこやかで健やかな超自然体になった感覚が甦った。

あれれ、これでいいかしら?

マインドではピンポイントの情景でなく、人間の具体的なあり方を考えようとしていたらしいがこの感覚から離れられない。

するといきなり恵子さんがアマテラスさんをチャネリングしはじめ、迫力のメッセージが繰り出された。

・・・・・

すっかり、出雲行きとリンクして腑に落ちた。




2013-04-14

出雲を行く~玉造湯神社


玉造温泉には、勾玉や管玉の制作遺跡やら古墳やら・・・

温泉宿も充実でメノウでてきたお風呂には何回も入りたい気分になったよ。

遺跡の復元住居でしばらくぼけっとして桜を愛でて・・・


足が向かったのは玉造湯神社

ここは願い石で有名らしくメノウの原石と湧水。
この水がなかなか美しいハーモニーを奏でてる・・・。

なにか問題を抱えている風なご夫婦に遭遇した。熱心にお願いごとをしている。

この辺りは社の右側でそこに繁る木々が結構威風がある。
はじめ別の石碑からかな~と思ったパワーにドンドン押され気味になり・・・。

そんなこととはいっこうに気づかない連れは無意識にその付近の写真を撮っている。
するとまたまた光の悪戯。

私を撮ろうとしかけて今度は「青い、青い」と言っている。(出雲大社では「赤い」を連発)

見ると本当に青い、というか青緑かな。
これが社の破風にかかると本当に青い、
私のグレーのセーターが青くなる。

出雲大社とは色違いだが、さらに高次のエネルギーは同じだと感じた。

またまた深呼吸

写真に撮ってもらうと頭の上に虹の筋が走っている。
物凄い勢いだ。
降ろし切れたかなと思えたところを自分でも撮影。
「八雲」とはこれだと思った。


ここらは多次元にエネルギーを感じることができる。

そのあとはご神木の椿のリーディング
これはこれはなんとも友情の深いお友達に会ったみたいに
心を平安に和やかにしてくれる。

遊び心満載の自由な気分になる。

奥には土俵もあるしね。楽しい舞いや相撲の奉納など人々が集いやすく
また人の集いが心を調整してくれることを教えてくれている。



2013-04-11

出雲を行く~三瓶小豆原埋没林


三瓶小豆原埋没林


出雲に出発する前日


偶然テレビで三瓶山の話題が。

やけに印象に残り周囲の景色に魅かれた。

そして出雲にたどり着くと

ここに来るしかなくなった。



4000年前あたり

古代エジプトの繁栄したころ

というと日本列島では縄文時代後期あたり

このころの原生林がそのまま保存されていた。

なんと木々の木立がそのまま立っている状態で

世界でも稀にみる世界遺産級だという。

本当に木肌もそのままで残っている。

三瓶山の噴火に伴う土石流にゆっくり巻き込まれてすっぽり埋まってしまったということらしい。

その土砂は火山灰が多くほぼ無菌

そこへ地下水が流れ込んで酸素を遮断

4000年前のご神木クラスの木々



ケヤキ

いくつかの種類の木があるので斜面から平地、川に続くところだろう。

樹齢は500年前後あたりのまさにご神木

昆虫の羽根などもみつかっている。

人が入って住居など何かを形成した痕跡はなく、里に近い縄文時代の自然林ということになる。

土地の持ち主が、田んぼの整地をしていて掘っても掘っても抜けない木が話題になって学者さんの知るところとなった。

私は学生時代、縄文時代を扱っていたので保存の状態の凄さはすぐに理解できる。


雰囲気で親しみを感じたせいかスタッフも熱をもって語ってくれた。



保存施設は二つあり、一つはまさに!?螺旋階段を降りていく・・・・

そこにそそり立つ4000年前のまんまの木々

そして土に触れる・・・

ここでも何か呼ばれていた感覚が・・・

出雲で感じたエネルギーの脈々が回転している

時間を超えてこの縄文の世に来た私

そこは地球の叡智のとどまるところ

澄みきった水に

土が

植物とともに

限りない宇宙の痕跡としてたたずむ。





出雲を行く~宇宙門


永久に神々と坐す

素直であること

正直であることとは

そのままであることである

これを他者に要求すれば

これにならず

これを無理に成せば

やはりこれにならない

ただあることとは神の隣に坐すことに似ている

完全なる空間

2013-04-10

出雲を行く~弁天島

出雲 弁天島

出雲大社では虹の光が燦々と下り
放射状の一指し一指しが虹色になっている。

国譲り神話の舞台、稲佐の浜、かつて弁財天をまつるちいさな岩
今は豊玉毘古命を祀っているそう。

龍神も祀っている。

ここを依代にして神々が下り、
そこからお連れして社に招く
という神事があるという。

ビデオで見たが宮司さんが白い布をもって囲み、そっとそのままお連れして社の戸を開けて入れるのだ。

その所作は本当に素朴で面白い。
ある意味何も見えないものを大人が大事そうに囲って招くのだから。

型にはまった儀式的なものでもなく舞台劇のようにも見える。
それだけ霊的なリアルに近いともいえるだろう。




*写真はここに背中を向けてチャネリングの基本体勢をとったところを撮影してもらったもの。
色合いの違いがでています。




2013-04-09

出雲を行く~出雲大社参拝

出雲大社に到着。
参道に入り右に祓社あり。
ここで手を合わせる。瀬織津姫の名がぱっと目に入り、さらに鮮烈な赤の椿の花。

周りは桜が満開で空気は清々しく風もここちよい。

本殿の大きなしめ縄は有名すぎる・・・・。警備が常に立っていた。
出雲大社参道

左側から本殿の境内の周りをまわってみることにする。

写真をパチパチ撮っていたら連れが「赤い・・・」
フェンダーから覗くと赤い光が幅広く入るという。
どれどれといって見ると本当だわぁ・・・

写真には撮れそうもないのでそのまま奥のほうへいくと素鵞社(そがのやしろ)。

ここで声を発している二人の女性がいた。倍音を出そうとしているのかもしれないがなにかの祈り方のようだ。

男性ひとりで同じ場所にずっとただずむのを見た。なにか問答をしているのかもしれない。

私はその風景を見渡しながら穢れなくすくすく育っている木立を入れて短い動画を撮ってみた。
するとまた赤い光が現れる。

連れの姿にカメラを向けるとその頭上に赤い光がほんのり浮かんだ。

ずっとついてきている。

あなたさまはどなたでしょう・・・?瀬織津姫さんのような・・・?

本殿の右にでる。すると今度は燦々と太陽の光とともにいっぱいに降り注ぐもの。

太陽と本殿を背にして、はい、深呼吸。チャネリングのスキルです。

背中のチャクラから入ってきたメッセージ

**

そのままでいてよいのです

自分の中にいてよいのです

ただただそれでよいのです

魂の本質にエネルギーを送ります

**

ここに来る人には調整のエネルギーが注ぎ込んできてくれるでしょう。誰でもです。











2013-04-06

出雲を行く~不死鳥

赤い鳥
出雲大社境内

不死身の鳥

金の冠

舞えば

みんなが明るくなる

それは生まれ変わるのでもなく

不変でもなく

我慢でもなく

努力でもない

乱暴でもなく

傷つけるでもなく

ぶつかるでもない

生きとし生けるものとして

幾多の時空間を

往来するもの