2012-06-06

グローリー


薔薇の季節は、実は結構長いですね。
種類によって、花が開くのに時間差があります。モッコウバラなど原種に近いものは、早く、大輪のティーローズなどは遅めで今も咲いてくれています。種類を選んで庭に植えれば、1か月以上楽しめます。

そして、伝えてくれるものもそれぞれ違うようです。いそがしいなぁ(笑)

先日、薔薇園で感じたのですが、真紅の薔薇って実は少ないということ。マジェンダに近いものは多いように思いました。
でもどれも胸にせまって本当に愛情豊か。
Crimson Glory
真紅の薔薇は我が家にもあって、毎年楽しみにしていたのですが、今年は蕾をもちませんでした。

クリムソン・グローリーというドイツで作出された珍しいというか誕生が比較的古い薔薇です。

これが、なんとも蕾がいわゆるジューシーで、まるで赤ワインに浸けたみたい。
イチゴの形にも似ていて本当に美しく愛らしいのです。

花も薔薇のイメージの王道をゆく真紅の豊潤な姿。
そんなこともあって、蕾をつけなかった今年は、ちょっと寂しめでした。枝もなかなか太くはならず、お世話は難しいみたい。これでもう来年もずっと咲かないのかな・・・と半ばあきらめかけていたところでした。

それがなんと一昨日根元から新しいシュートが。花をつけず力を蓄えて新しい枝にエネルギーを注いだんですね。
花が咲かなくても感動しきりでした。そういえば一度薔薇に向かって話しかけて、さらに祈ったっけな。それが天と薔薇の精霊に聞き届けられたみたいな気がしました。