再会を果たしたソウルメイトが弟子を連れて作品を見せてくれた。
寒々しい空ほど空気は澄んで星が瞬く。
作品うんちくは絶好調だ。和やかなひと時が柔らかく流れてゆく。
病院にいる子供に毎年わざと小さなクリスマスツリーを作って驚かせているそうな。
年ごとに小さくすることに挑戦しつづけ、ついにこれ以上小さくできないというほどのミニチュアツリーが出来上がっていた。
虫めがねの世界が堂々と広がる。
来年どうしよう?アイデアない?
笑顔が傾く。
そうねぇ。今度はミニチュアの本にする?小さい絵を描くの。
いいね。
また、次も楽しみだね。
個展はやるの?
なぜか私の夢も膨らむ。
場所の設定作業さえもうれしくてたまらない。
新たなステージが続く。
人の手が笑顔をつくってくれるんだから本当に温かい。