ある地点を起点にエネルギーが降りさらに地点を結んで通っていく
その脈をたどる土でも水でも空でも
空間を通る
そしてネットができる
そのなかで見つかった黒いエネルギー
これをリーデイングした
*
それは長い間この地をこの国をこの世界を支配してきた
男性の集合意識がもとになって形成されている負のエネルギー体
長い歴史の中でももっとも低いかもしれない
昔から存在したがここまで重く密度を増したのは100年の間
それを打ち破るのは難しく
たとえ破ったにしても反動が大きい
期を熟すのを待ちに待った多くが存在するのも確かである
それに抗いたくとも異様なほど重厚に念入りに構成されていて騙しすかされてしまう
天に唾を吐くとはこのことを指した
しかしそれはあまりに重すぎる
恐ろしく誤った負のエネルギー
いつの間にか溜まった黒い水たまり
そんなはずはなかったと言い訳している
男性性の中の低いエネルギー
男性性の性質を持つエゴ
これまでこのように言い当てられることさえも許されなかった
しかし
今
時が来た
それはどちらかというと待っている
もうどうにも立ち行かないくらい低くまとまったエネルギーを
男性意識自身さえもどうしたらよいかわからなくなっている
言い訳を永遠に繰り返し続けている
絶望の負
巧妙な罠
手を変え品を変え
時に優しいふりを
時に小さく虫のように弱いふりをする
エゴと化した権力と支配
真実の権力と支配のふりをした見せかけの神
重くのしかかり
今では
保護したつもりのものまで喰らおうとしている
このまま打ち捨てれば自滅する
このまま放置すれば被害は大きくなる
時は来た
まさに向こうから差し出してきた
強面も涙を流す
作物が人の手で洗われるように
赤子が風呂に浸かるように
どうか助けてとさえ泣きじゃくる
身の程知らずの自業を誰が気に留めるだろう
今更反省ももう間に合わない
白黒のゲームも尽き
そして
煙となる
稲妻と嵐によるかつての方策も今更遅い
それでも
その下で純度を保つものが待っている
陰に隠されてひたすら待っている
抗いきれず疲れ果て
それでも染まらずに待っているものが存在する
それを今
まさに今
ゆっくり
解き放とうとしている