ここは諏訪神社
境内には湧水
厳島神社
大六天
日枝神社
白山神社
も祀ってある
大きな欅
杉
子供のころよくここで遊んだ
豊富な湧水でかつては境内を横切って蛇行する小さなせせらぎがあった
祠もあった
そこで写生する知らないお姉さんの絵を関心してみた
男子に交じって冒険する
ザリガニやサワガニは簡単につかまった
そして
低めの崖は
そこら中から水がしみ出ていつも土が濡れている
自然の林が崖の上に茂り
境内の神木たちといっしょに真夏も涼しさと冷たさを加えてくれていた
そのまま放置されている防空壕があった
そこに入るのは大変な冒険のひとつで
集まる子らはお互いに囃し立て何かをけん制しあったり
ふざけてゲームの罰にしたり
けれども
そこに入っていく子を見たことはなかった
足場はあるのに入口にさえ近づけない
入口にも雨だれのように水が滴っていた
昭島諏訪神社境内の湧水 |
その滴にあたるだけで何やら
戦時にもどってしまいそうな・・・
そんなきわどい畏れの空気が暗い洞窟の入り口を縁取って
あたりをつつみ流れていたように記憶している
水量は減ったものの貯水し今も防火に備えている
*
光のしごとをしてみた
グリーンの光のエッセンスを使う
そしてそのエネルギーは簡単にその場とつなぐことができた
社殿に向かうと何か勝手に伝令内容が胸の中で鳴る
低い低い響き声
地鳴りみたいに
そのままにしてみる
「この者を遣わしたのは・・・云々・・・
確かに伝えた。頼んだぞ。」
遠い昔の修験者みたいな気分だろうか
いや
遣わすものは庶民でかまわない
私でかまわない
胸から発せられたのは大いなるものからの伝令