2012-04-03

Mt.FUJI



風景を眺めながら
自分の中心軸にいられるか

実際は風景を通じて
いくつものステージに意識が向かう
私は過去や未来
あるいはいくつもの今にいる

風景とは
意識の基軸のひとつだろうか
ゆったりとした眺めの更なる奥底をも眺めてみようと欲する
私の自我

それでも眺めは美しく
永遠の物語を語ってくれる

季節は1年10年30年をもめぐる
いくつもの叫びが響く
私の肉体は消え
宇宙のかたちのひとつとして
魂のみが漂う
涼やかな音の重なり

気づけば私はここにいる
人の魂の地にある姿を見よ

信じて私もそうであれ