katakuri |
黄泉の境に立つとき
失われた記憶を手にする今まさに
ここにあって
その記憶と対峙する
それはさりげなく入ってくるに違いなく
何の犠牲もいらない
取引という概念はなく
むしろそれをもってはならない
水をたたえたその水面の上の空間との
光と闇の間を見るとき
意識という囲いはもはやなく
ただ「ある」のみ
手のひらの土に永遠をみるとき
木の芽の息吹と
ただちにつながる
地の底に恐れはなく
むしろ恐れてはいけない
一点の無限より
一点以外の無限を感じよ
それは闇ではなく・・・・・