10年くらい前
仕事から帰りほっと一息つきたいところ
今度は家の中をなんとかしなきゃ
などと考えている
ふと暗くなった出窓の方に眼をやる
すると
「すべてはひとつ」
と聴こえた気がした
出窓にある観葉植物がしゃべるはずもなく
隣の家人の声とも思えず
自分で思いついたのかとも思えるがちょっと唐突すぎる
実際ひらめきを得て表現している人はみなこんな様子を体験しているのだ
「ごもっとも」
と合点がいく
どんな方向や分野や方法も道のりは違っても
すべてはひとつにつながっている
背中がすこし楽になった気がした