Liliの庭
~Liliの庭からメッセージ~
2012-03-28
許可
私はすでに生まれていた
いつも残酷な笑みを浮かべる
立ち去った嵐の後のように
凍てつく冬の炎は
夏の浮き沈みの雲のように
juneberry
気まぐれ
道につながる崖
夕暮れを待つ朝日
闇の生血の光
皺を深く刻めば救われるのか
手に汗をかけば神に近づけるのか
水は浅くさらさらと地を這う
いつか見た夢
人のいない苦難
人のいる孤独
こんなにも長い時間をかけて
せせらぎに手を晒しているのに
何という不運
何という皮肉
光は太陽の瞬き
眼をあけることを拒むようにできていた
ただ
拒むように生まれただけだった
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