2012-02-09

グノーシス派

ナグ・ハマディ文書はグノーシス派と関連する古文書で1945年エジプトのナグ・ハマディ村で発見された。ユダについても新たな認識を促すものだそうだ。グノーシス派は、これまでの一般見解ではキリスト教の異端として徹底して迫害をされ存続しつづけることができなかった。そのためかれらの霊性や信仰、真意は曲げられて伝えられている可能性がある。イエスの存在意義やキリスト意識を正しく認識していたのはもしかしたらグノーシス派だったかもしれない。検証はまだまだ続くだろう。プラトンに通じるというのも個人的には刺激的である。
また、とりわけ興味深いのは、イエスがバプテスマを受けたときいわゆる聖霊が降りて霊的な存在におしあげられ、人々に神の国についての真の知を広めようとした。ところが磔刑がいいわたされ、その肉体の死の前に神が抜けだしたのだという。それゆえキリストは磔にされていないということになるのだそうだ。磔にされ息絶える直前のイエスの有名な言葉がある。
神よ、何故私を見捨てたのですか

いずれにしても慎重に解き明かす必要はある。主流が主流たる所以には必ず権力が関わり物質的な人間のエゴが映し出されているものだ。それは政治だけのことではなく、哲学・宗教にも及んだことは否定できない。



The Nag Hammadi Library, a collection of thirteen ancient codices containing over fifty texts, was discovered in upper Egypt in 1945. This immensely important discovery includes a large number of primary "Gnostic Gospels" -- texts once thought to have been entirely destroyed during the early Christian struggle to define "orthodoxy" -- scriptures such as the Gospel of Thomas, the Gospel of Philip, and the Gospel of Truth.The leather-bound codices found at Nag Hammadi in 1945
http://www.gnosis.org/naghamm/nhl.html