2012-05-19

日蝕の朝

いくたびか憧れた
神々しい存在
私たちの現実
歴史の歯車はいかようにもならない

そのドラマ化された
美しくも悲しい物語たち
つかの間の喜び
それでこそ喜びであると
子供らに教えてきた
苦難のあとの晴れ間のまぶしさ
憧れが憧れたらんとする意味
いつか出会う奇跡の証拠
いくつかしかない
星の瞬き

    *

今や私たちは
いつでも感じ
もはや寂しさを回顧する
激しい太陽の営みを
もはや昨日のうちに感じ
明日の日蝕を観るように
ひとたび飛べば
未来に行きつく
懐かしい記憶は留め続けよう
積み重ねられた美しい物語