おおお!りり!
どこに行ったの?
最近相手してあげてなかったからかしら?
こうもあっさりと連れ去られてしまうとは!!
馬に乗ったあの甲冑の者はあまりにも金属の輝きが眩しくて・・・
そうまるでよくよく磨かれたプラチナのよう
それでも思い出されるのは老人だったということ
全くの躊躇なく連れ去った
ああ、悪い者には観えなかった?!そんな気もしてきた・・・・
後悔(なにを後悔?)の念が胸に湧きかけ・・・
すると唖然としていた少年が笑顔になった
遠いところを見ているなぜかあたりが消えていくような
いや
小さくなっているのだ
んん?
違う!
私が巨大化しているのだわーーーーー
えええ?
少年もそう
人間の形のものは巨大化している?
りりは?りりはどうなった?
みるみるあたりは相対的に小さくなり小さくなり・・・
ついにオパールの池は小さなオパールタンブルになった
なぜか少年の手のひらの上に
少年はそれを見つめているばかり
それはね・・・
池が・・・・数々の浄化と癒やしの水
君もそこについさっきまで浸っていたでしょう?
底にはグリーンドラゴンのたったちゃんがナメクジみたいに縮こまって住んでいたのに・・・
庭の奥には学校もあったのよ
そして碧いクリスタルの山脈も
続く