2016-01-28

再び観音の手


真冬の中に春を見つける

それは香り

私の鼻は未来を嗅ぎ分ける


日の光に彩られて

まざまざとのぞかせる

その世界とは


真なることは一瞬で起こる

けれどそれにすべての者が気づくことはない


さらなる光の一片が到来する

すると

煙の中に浮かんでは消える未来図に愕然とする


知っていたのに知らなかった

知るよしもないのに知っていた


泰然と広がる世界の境界線を見渡せるわけもない


掴んだと確信したはずの香りを再び忘れ去るのもまた一瞬


さざ波のように繰り返しているようでいて


すべてが白日のもとにさらされる日は近い



総ては御手の中








2016-01-17

りりの庭~待合室 その3


陽射しが差し込む待合室


テーブルは一枚板

木目が美しい光を照り返す


お茶の支度はできたかな


お菓子もね

ケーキ?
チョコレート?

両方?


うん!!!両方がいいよ☆☆☆



え?



りりちゃん、君が食べるんかい?



えへへ うん食べる食べるーーーーーーーーー




そうね・・・たべるだろうねぇ



そこのウインドウケースは?

何かに使うの?


そそ♪


じゃあ、りりちゃんに任せた



キラキラ~

パワーアップ☆


クリスタルの森にするのよ~ん

るるるる
ルルルル

クリスタル各種がたちまち並ぶ

乱舞する

好きなようにアクセサリーになってみたり・・・
勝手に組み合わさって何かを形成している

タイルにはまる子もいるのね


そーかー
気づかなかったよ

たくさんの人に渡るといいね


・・・・・・・・・・・・・・


ところでお客様は・・・・と

扉が開く

ON!?


おいでませ~

あああああ!
おおおおお!


これは忘れないわ☆


****


なぜゆえ
ここへ?


お客さんは何も言わない

そして入って来るやいなや

だーーーーーーーーーと笑顔で走り出す

トレーニング開始☆☆☆

あれれ

いつからトレーニングルームになったんじゃ?!
しかも広いアイスリンクが独り占めになっている


なんでやーーーーーーー?

いつのまにか
専属トレーナーまでいるぞ

笑顔で対話
対話・・・
対話・・・・・・・・対話・・・・
続くなーー永久にこの調子ですかい?


ふん・・
わたしゃ関係ないらしい

しょんぼり・・・


りりちゃん

これどういうことかしらねー?


えへへへへ

まぁいいんじゃない?

「ここ」が気に入ったんだからさー


まぁお茶でも

ほらほらお菓子も


ーーー?ーーーー

とお客さんのためのお茶やお菓子を自分らだけで食してどーすんの?



いやいや
おとなしく場所の提供するための待ち時間つぶし


え?
待合室ってそーいうことだったの?



待ちましょ待ちましょ

お客さんの姿を時々見てね


うん?

するとお客さん

おお!

いつの間にやらお客さんゴールドに輝いとる!

うわー

みたことないゴールドの煙


ほほう


こうなるのか

うーん

完全メンテナンス完了かな

いつ呪文かけたっけ・・・?

うふふふ
うふふふふ☆



うーん

場を提供するだけで

自力浄化パワー充填
創造力全開か

すごいなぁ



ねねっ
待ってたかいあったねぇ♪

ケーキうま~い♪♪

デカい口空けて食べてるりりちゃんでした



*****

 ※ 「お客さま」は、好きな誰かを当てはめて想像してみてね❤
 最善の道を開くサポートになります。きっと通じますよん☆

 







2016-01-11

大山咋神のこと


大山咋神(おおやまくいのかみ)

日枝神社
また行って来た

日枝神社は護国の神社のように扱われている面もあるようだ


国という枠組みを守るというのは後続的にそうなったのだろう

どうにもここを動きませんという踏みとどまる力を感じる

そして攻撃するというよりも

攻撃されてもそこにいてだた跳ね返すという感覚


杭を打って動かないという意味合いのほうが正しい


だから誰でも守ってくれる


懐深く父の理想像ともとれる


しみじみと感情も豊かで心で泣くという意味の本質を知っている


そういう人を庇護する


神域を示す銀杏の木があるがしめ縄が何年も変えられずに朽ちていた


老人がその木を触りしばらく感じていた

よくわかっていらっしゃる


私は落ち葉を拾う

ふふ

エッセンスゲットです

静かすぎる

地の底からの使者がやってくるときの

予兆



ただ待つしかないのか


仕方なく自然の力に任せる


人のしでかすことならコントロールできるはずだとまだ信じていられるうちは


ここに踏みとどまるしかない



対比しなければ認識できないのはこの世界の真理らしい


静かに待つのは苦しみそのものだろうに









2016-01-08

りりの庭~待合室 その2



んーーーー

んーーーーーーーーー



待ち人来たらず・・・・・・


んーーーーーー

(お腹痛いの?)


まだか・・・


りりちゃん!
まだ来ないみたい?

いつ来るの?

まーーーーーーだだよ

じゃなくて・・

もう帰ったところだよ


へ? うっそー
うそでしょ!?

観たのかな私は・・・



観たでしょ、お話してたよ



えーー!
な、なんて言ってた?私


・・・・・・







あなたはひとりでいくつもの役をこなせる

それは一人芝居のようなもの


あなたがひざまづくとき

野の花のように自然で花びらのように風に揺れる

あなたが飛び上がるとき

吹いた風にとって代わり

舞うように空中に円を描く


それは男性のたくましさそのものであったり

可憐な少女だったりする



身を鋭くかわすとき意表を突く槍のようになる


何にでもあなたはなれる


そしてまた一つ所にもどり我に返るとき

人々はあなたを絶賛するでしょう






んーーーーー (←まだこれを言うか)


言ったような言わなかったような・・・・・


ーーどうもそんなことを来客者に言ったらしい


そしてわたしも我を忘れた・・・?

・・・・・


りりちゃん

お客様満足したかしら?




へへへへーーーーー


遊ぼうよーーー

るんるんるんるるるっるん




今度待ってる間お茶を用意しようよーー

ゆっくり庭も眺めて


遊んでもらうの~~

わーい!


ほらほら

ここには虹色オパール色の池※があるでしょ♪   ※リりの庭に常にある虹色に光る池



そうだったね・・・ここにつかればすべてを洗い流せる




ばばんばばんばんばん♪


りりちゃんは手ぬぐいを頭にのっけている~


あーまたでた

それじゃあ、温泉でしょ!



つづく


2016-01-05

りりの庭~待合室 その1


こんな部屋がほしかった☆


待合いのくつろぎスペース

外を眺める広い大窓

そのまま庭に出て行ける

そして・・・・




ジャーーーーン!!



りりちゃん登場!

びゅーんびゅーんびゅーん・・・・


かなり久々なんだけど新しい年も明けた初っ端から

超スピード出して飛んでるの?



イヤッホーホーホー☆☆


滑っているのよ~

ああスキーか

ううん

じゃあ飛んでるからスキージャンプ?

ううん

滑ってるのよ~~


めちゃくちゃなスピードだよねぇ


フィギュアにしては・・・・


くるくるくるるくるくるくるるん・・・・・・ひゅーひゅー ←空中で舞ってます


目が溶けちゃうよーいやそれよりバター※になってしまうかもよ  
                                       ※ 「ちびくろサンボ」のお話より

へへっへー

ターン!ジャンプ☆えい!



それでね

どうにか落ち着かないかね・・・


美しいなー美しいなー


もうすぐ会えるもん♪


え?誰に?


だって待合室つくったでしょ?お庭の


う・・ん まあね


するとやってくる人がいるとか・・・?


アッタリ―☆


つづく



2016-01-04

ここにいる


ざわざわした耳鳴りの続きは


ストーンとした静寂


どちらも取り合えない


狭間の感覚



しみじみとした夜空は見たことがあったようななかったような


不信の壁が厚く立ちはだかるこの世の儚さとみじめさ


天にいればそこは確かな運命の居場所となるのか


そうでないからここに居るのだろう

大いなる試みの独楽になるべく名乗りを上げた勇士ばかりが集う地球

閉じ込められたかのように感じれば感じるほど別の場所を意識する



大いなる実験のこの地をどうして必要としているのか


さらなる疑問符の中に飛び込めば

ただただ繰り返す回転の原理

動いていなければ

流れていなければ

無の価値もわからずじまいなのだと

情熱の源を見ようとする