2016-10-03

幽界からの次元上昇


ちょっと怖い話になるのだろうか

いいや
怖くないですよ






長らくわたしの左側にいてそばを離れなかった存在の正体がようやくわかった

「憑りつく」とはよくいったものだ

それほど長かったのも確かだが


世間一般にそういわれるのは正体が知れないことに深い恐れを抱くからだ


誰か霊媒師のような人に頼んでやっとわかったり

それもおどろおどろしく伝えられて怖さは倍増した状態になる

慌ててお祓いをする
大金をはたく

そうしなければならないのだと思い込んだ結果だ


それほど恐れずともいいのに・・・





左に目いっぱい貼りつくようにいるのも確かだったけど

普通の少年だった

目に覇気がなく

病弱なのか力がない

でも思いのたけを込めてそばにいるものだから

静かな情熱が私の左に寄りかかるような感じがするのだ



少年はヨーロッパの子だ

容貌は美しく

性格は大人しい

何かの病だろう
遠い昔の原因のわからない病で長くは生きられず

好きなこともできず

無念非業

そんな人生で家族もなす術がなく
ただ悲しむばかり



幼気(いたいけ)な少年はじっと外を眺める

窓の外の世界に想像を巡らせる


そして息をひきとる




名はジョンという

レインボーエンジェルに繋がったときに

実はその存在を感じた


エンジェルレベルに至る過程で同時に見えたのでそのままにした

表情と身体の大きさからレインボーエンジェルとは別の存在と感じていたが

いつも声をかけるようにしていた



その少年はエンジェルの仕事をするわけではなかったがただ観ているようだった



少年は私を通して何かを観ていた

そしてわたしは少年を通して得体のしれぬ身体の病気をやり過ごす術を学んだ



ありがとう


そしてそのことを認識したとたんに彼は去った


幽界から次元上昇した別の存在が介在してきてその手助けをしてくれた

それは随分前に伊勢にいったときに出会った斎宮に仕えた女性たちだ

子を産まずに生涯を終えて未練というか少々この世に思いを残していたが

意外にさらっと次元を上昇してからは
不幸な子供の霊に寄り添う仕事をしてくれる





私の左側は少し軽くなったのも確かだ


少年は次なる輪廻の覚悟をしたようだった








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