2015-02-03

二つの地球



悲憤というエネルギーがうねるように

龍のように地上を行き交う

天地のの区別なく

岩を砕き

雲を超える

一人一人の経験的な憤りを呼び覚ます


そしてどうしろというのだ


哀れな未熟な魂にさしのべる手はもはやない


自身の中心に目を向ける者だけが至福の種を受け取ることができる


覚醒の回転はもはや止められない


何をしようと

依存者はその帯をつかむことはないだろう


決定的な決別の日が来た


貧しい魂のさやに生きる者はもうひとつの地球に永遠に取り残された

それを見送るものの目にはただ憐れむ涙があるのみ