2015-01-30

季節の間



木の木目の間に入れば

私はこの世のすべてを知ることができるのだろうか


薫り高く暖かく


その神社は

紅梅が光の依代になっていた


虹の輝きは小さな妖精のように小さく

集い舞っている


*



色を観るがよい

ここは永遠の依代

水のほとりに立つように

身も心も洗われるだろう



光の連なりを観ることができるとき


すべてのつながりを言葉でなく得心する


誰もが自ら観たときに限る


だから導くことはできても教えることはできない

日枝神社





伊弉冉神(いざなみのかみ