おてんばりりが突き進む
その先には新しい住人の横顔が
おおお
美しいーー
観たことのないその横顔ーこの世のものだろうか・・・・
どうしてまたここ(庭)へ・・・?
迷い込んだのかしらん?
お構いなく近づくりり
ふとそれに気づく美しい新しい住人
静かに微笑みを浮かべた・・・・のか?
あれま、りりの存在にはほぼほぼ抵抗なしのようだ
あのりりが何を言い出すか気が気でないのに
質問1
どっから来たの?
質問2
どうして来たの?
質問3
これからどうするの?
これは定番なのだが・・・・
ねえねえおじさん!!!!
ーーあ、美しい人におじさんとな?!
あのねあっちの森に行くにはね
まずこのオパールの池に入るんだよ
ここはきれいな乳白色がオパール色に輝く温泉のような池なんだ
得意げに説明するりり
美しい”おじさん”はへえそうなんだという顔つきをして池の中を覗き込む
美しい顔が映るとおじさんは飽き飽きしたものを観たように唇をムの字に結んだ
長めの前髪がゆったりと揺れているその中にこれまた長い睫毛が時折見え隠れしている
池に入るつもりだろうか・・・・?