流れていくものは何か
ターコイズの川のせせらぎ
静かに見送れば
明日は新しい光の中へ
死の扉の前は意外にも穏やかだ
信じたものが的外れだったと気づくとき
もはや天に入る前の地獄が広がる
小さく溜息をつこうが
大声で嘆こうが
誰も気に留めない
打ちのめされて転がる肢体をもてあまし
早く扉を開けてくれと叫んでも
開いた扉の先は
再び始まる此の世なのです
悟りの境地は遠く
土の感触だけが頼り
いつもより月を愛でる人が多い
意味するところは不安、期待、希望、絶望、落胆、消沈、屈服
その上に立つ祈り
正義を導くミカエルは還ってくる
不確かさを楽しむ感覚は有効だ
何事も大いなるものの上にある
人は小さな
存在
遠い星の人々も同じこと
訪れはいつになるのかまだわからない