2013-02-15

Have you seen but a bright lily grow

Have you seen but a bright lily grow
Before rude hands have touched it?
Have you marked but the fall of snow
Before the soil hath smutched it?
Have you felt the wool of beaver,
<a href="http://www.lovecms.com/music-sting/music-have-you-seen-the-bright-lily-grow.html">Have You Seen The Bright Lily Grow 歌詞<a>-<a href="http://www.lovecms.com">Loveの歌詞<a>

Or swan's down ever?
Or have smelt o' the bud o' the brier,
Or the nard in the fire?
Or have tasted the bag of the bee?
O so white, O so soft, O so sweet is she!

輝くように咲き始めた百合の花を見たことはありますか?
誰の手にもまだ触れぬ前の百合
穢れのない雪に跡を残したことはありますか?
ビーバーの毛に触れたことはありますか?

それとも白鳥の羽毛には?
それとも野薔薇の芽の香をかいだことは?
焚いた甘松香は?
蜂蜜の蜜嚢の味わいは?

おお、それはなんと白く、なんと柔らかく、なんと甘いことでしょう
それはあの人なのです


訳:Lili

***

古いイギリスの歌。リュートの伴奏で歌われる。愛の歌が多い。
リコーダーやビオラ・ダ・ガンバがはいるといっそう重厚感の中に素朴さと切なさが混ざる。

ふと行き違いによる出来事がおこり、しかたなく生真面目なことをいうはめに。相手のためでもあった。そうでなければ言う櫂もない。そのとき、ざわざわした棘のようなエネルギーに触れていくのかと恐怖も感じ、一瞬身を固くした。
しかしその憂鬱なときが過ぎると数日前の過去にその同じ人々とのかかわりの中で共有した悲しみの感情が湧いてきた。

逝ってしまったのだ。あの人が。
それは、どこにも持っていきようのない感情として表現したり
彼女は天使界に還ったのだと一生懸命に信じて耐えたり
 短くもまだ教えを深い愛とともに請いたかったと現実を受け入れがたくなる私
と共有されたものだった。

そのことは上記の歌を聴いたとき証明された。
すべてはその歌が教えてくれた。なんと切ない悔しい悲しい喪失感
メロディにのせて歌声がしたら、逝ってしまったあの人の真の姿が現れた。
涙は川のように流れる。
またとない過去の時間が惜しまれ、また滝のように涙が押し寄せる。