観音の森
2016年の夏は大きなゲートが開いていた
あらたなメディテ―ションが降りてきた
*
深々とした森の道をゆく
オレンジゴールドの履物
川で手を洗い手に納まる土地をすくいとる
さらに次元を超えて深い境地へ
林のなかに池をみつける
水を汲み喉を潤す
炎のように螺旋状の煙
その中に人の裸足のつま先がみえる
それをつかみ自身に引き込む
すると螺旋状の炎のようなオレンジゴールドの光
煙のような粒子に自分が巻かれ始める
それを胸で感じる
*
心身の修復と癒し
余分なものを纏わずとも人は十分幸福である
充足感を得る
2016/9/9