2016-07-01

りりの庭~学校づくり その5



うーーーーん

きれいになったかな~


おおおお


美しいではないか


床もピカピカ

爽やかエネルギーの風が吹く


窓辺にはレインボーの雲



漂う小鳥のかん高い囀り


今は春?


いつも春?

季節のいいとこどりとはすべての季節があること


だから今は梅雨




りりちゃん!

へーーーーーーーい
呼んだ?


呼びましたよ~


そろそろいったん退散しましょう

だってここには誰もいないみたいだし・・・・

ゆっくり講師とかカリキュラムとか考えますかね・・・



と言っている間に

むむ

何処に行ったのかいな~


りりちゃんはとっととたったちゃんとそこらを周遊している
そして止まった


ん?


窓の外から中を観ると・・・


授業中だった

おかしいなぁ

中から回ってみたら誰もいなかったのに
今は総勢50人は生徒が座っている


そして先生がひとり・・・・

おーーーーーーーーっと目が合ってしまった!!!


んん?

あれは

わたしだわ

わ・た・し☆



なんだかつての私じゃないの

こんな場面で再会ですか

それとも未来の姿かな


いいや確かに過去だわね・・・



そうなの

思い出した

かつて私は授業していてふと外に目がいく時があった


そして瞬間的に入ってくるインスピレーションを窓から受けとめていた

そのままにしておくと文字列のようになって生徒が座っている頭の上を浮遊していくのだ


そして何度となくそんな体験をして

新しい授業アイデアだったり

歴史の新しいテーマだったり

今まで気に留めていないことに対する気づきとか・・・

それを観るときとても気持ちがよくて

ときとしてそれを活かしてみたり

全く忘れてみたり




そして


あるとき地震が必ず来るという・・・

それも明るくあっけらかんとした感触でくるものだから

ああ
そーなんだ

それもそーだ

来るに決まっている・・・と

冷静に考えることをしても日本列島の歴史をみれば明らかだった

だから
生徒には話したものだった


必ず近く地震がくるからちゃんと避難訓練してね・・・と


そして本当になったのだった