2016-03-12

3月11日のこと




実は地震の前日都内にいた

帰り際あまりのドブのような異臭に驚いた

周囲のビジネスマンたちは全く意に反さず普段通り歩いているように思えた


ふとビルの谷間の空を見た


不吉とはこれをいうのだ

という典型的な雲が立ち上がっていた



あっと思い早く帰るしかない

なにか起こるにしても家にいたい

地下鉄が怖い気がしたが

が術なくそれに乗って
私は帰った


そして翌日の職場での巨大地震
東日本大震災

14時すぎ

東京の学校の9階にいた




揺れの恐ろしさが腰にきた

走れるか心配になった

居合わせた人に火の元を消すように指示し

エレベーターに乗ろうとした人を静止して階段を駆け下りた





この時強い胃痛に襲われた

ああ、何か大きな出来事が起こる




未曽有とはこのことだ






私のいる場所ではない離れたところ




でも感じる





その40分後くらいに東北は巨大な津波に襲われた




テレビで映し出された

血の気が引いた


携帯がつながらないので事務の固定電話を借りた

津波は来ないところに住んでいるけど40年くらい経った家にいた父親を思い出したから





校庭には地下の体育館から大きなクラブの生徒が飛び出してきた


そして校舎に入ることができず前庭に何十人かで立ち尽くしていた


電車は止まり帰れない


荷物を取りに再び校舎に入れる許可さえ教頭は躊躇している

また大きな余震があったとき建物が無事か確信が持てないからだ

無駄に時間が過ぎた気がした

やがてもう電車は動かないだろうから歩く覚悟を決めさせる動きになり
グルーピングをし始めた





そして余震前の異臭

こちらは嗅覚を通しての直観だった



車をもっていた私は歩けないだろう私の家の近くに在住している生徒を3人車に乗せて川を渡ろうとした

そのとき余震が起こる

今まで感じた事がないくらい橋が揺れる


橋の向こうが生徒の家、私の家

遠くは火災の様子はなかった


早く渡りたかった


けれども道路は当たり前のように渋滞していた





やっと帰れた


一人だった

だれも帰ってこない

東北から遠く離れたこの街でさえみな我が家で家族がそろうことがないのだ


さらなる不幸は

福島の原発が爆発したこと

デマも飛んでいた


違う恐怖が頭を巡る



翌日ひとりでカーテンを少しだけ開けて外を観た


巷はなぜかピンク色に見えた

そして私のスピリチュアルな直感とガイドが言い放った



絶対に外に出るな

窓さえも開けてみるな

ほんの少しも開けるな

今までで一番強い語気だと思う

誰も信じないだろうが

確かにスピリチュアルなガイドがいるのだと思った

そしてそのガイド内容(私の直感)は正しかった


放射能が漏れたのだ

遠く福島からここまでくると

2日間は絶対外に出るなと

カーテンも閉めておけと

私のスピリットが言う





私はそのようにした

その後巷の色合いがピンク色が薄まったのをみた




こんなときは直感に頼るしかない

こんな時は直感がものすごい勢いでやってくる


わたしはクレアオーディエンスでもあり
クレアボヤントでもあり

つまりはクレアセンセンスなのだ


早急な判断ではよく使っている

その判断の基準や訳もすぐに頭に上ってくる