2014-09-30

いつか見た森



きな臭さが漂う

それでもここは地球からの変化の恩恵の中にある

つらいページに差し掛かってしまった人々は地球のこの変化を恨むのだろうか

畏怖するのだろうか


ゆったりとエネルギーとやらと向き合いなるべく緩やかにと変化も調和のうちにあるようにと

もう一度祈る場所がどこか

メッセージを待つ





静かな山水のほとりには小鳥が水遊びをする

見上げると木立のてっぺんが空を囲む

青い水に緑が映り

潤う木々の根元に鹿が集う



いつかどこかで見た

風景をここで

見るために






2014-09-27

秋分の空模様




秋分のエネルギーというよりは

ここ数日間のエネルギーというほうが正しいみたい

溢れんばかり

はみ出し放題

飛び出しまくり

そんな中でも空は青く

花は鮮やか

胎動とはこんな日々を指すのかな

海の次に空

空の次に大地

サイクルは巡る


眩しいな

なにもかも




2014-09-13

彼岸の縁



秋の気配はそこここ

肉体に沿うように風を吹かせて


静まる夜の鳴き声は未来のコードに


土と赤


空と青



彼岸の縁に立つものあり


2014-09-10

さらなる祈り




のけぞるように急ぎ這い出して集まるものがいる


世界中から居場所のなくなった黒い光


そうやって見えてくるのは

一つ所に寄せ集り


最後の魔の確信をつかむため


闇夜の中でさまよっている者たち


もっとも高度な頭脳を持つものは人間

もっとも愚かしい行動をとるのも人間


這い出した虫のように

寄せ来る波にのまれるのを待ちわびていることを願ってやまないのに

わざわざ一つ所に集まる動きで

すべてが明るみになる

世界中から

結集するのは

錆びた身を

自らの身を持って清めるため

異様ともとれる

狂気ともみられる

その実

赤子のように逃げ彷徨っているだけ




そこが満たされるということはなく

一時の拠り所にすぎない

やがてくる共食いともいえる

断末魔

やがてその者の中にも気づく存在が現れる

その時を祈るほかはない



眼を閉じて祈れば水に流れるだろうか





9月のスーパームーン



この月の光は

万人のもとに来ようとしている

いつもよりずっと幅広く

あまねく地上に降り注ぎ

光に触れた者を癒そうとする

真実の在りかを目指す者により強く力をもたらす


気づかなくとも月から来ている

そして去らずにとどまろうとする

歓迎してください

真実の調べを


ひらひらと舞うのは蝶の舞

伝えてくるものをただ感じるだけでいい


調べは繊細でいて力強く

隠れているようで

ひどくあからさま


水に溶けて浸透する

深い真実の核心













2014-09-06

しかたがなかったで済ませられる戦争などない


物事は振り子のように変わるものらしい

そしてだんだん振れ幅が小さくなっていくのかな


歴史の認識といったって正しい正しくないということでみていくとどこまでいっても真実の断片さえみつけられないだろう


アメリカからの操作があることなど
とっくの昔からわかっているはずなのに

国内で外国人を見るとまずアメリカ人を思い浮かべる

ということを鑑みればどれほどこの国の影響を受けているのかに気づく

これは私が中高生のことに電車に乗っていて思ったことだ


だからといって太平洋戦争直前の日本の方便を正しいとは決して言えない

東南アジアは結果的にヨーロッパからの解放に向かったとしても日本は資源に困り果て進撃するための方便に過ぎない

そうでなければ戦後もっと東南アジアを大切にしていたはずではないか

自分の隣近所に必死になるばかりで
こんなに平和な今だって東南アジアのことを真剣に考える日常などありはしない

目を向けたとしてもむしろ

日本男性の中にはどうしょうもない民族主義が芽をもたげるばかりではないのかな

人道的な発想をいつも持ち続けることのむずかしさは男性の攻撃性のなかにこそあるのだ
戦争なら人を殺してかまわない、攻められたならしかたがない、そうするしかないとまだ思い込んでいる

止める、静止する、停止する、

その理論と方法、実行するプロフェッショナルの組織づくりに主たる尽力を投下する意識がまず必要

どの戦いもあのときはしかたがなかったと思うなら
またしかたがない戦争を招くことになる