2012-09-26
分離と結合
怪しげな雲にもつれていく
虫を見た
実に幾何学的なその虫は
それゆえの本来の美を
その雲に捨てようとしている
怪しい雲は
離れようとして見せて
再び近づき
その虫を呑みこんだ
切り離す助けをしても
それを許すものは見当たらなかった
跡には形が失われた虫の粒子
美しかったはずの幾何学のフレーム
ほのかに光っていたが
やがて微塵となり
闇の中に浮かんで
拡散していく
形は失われて
魂の記憶も残らない
2012-09-23
りりの庭~ミラクルパーティと雅な光
りりちゃん
りりちゃん
な~に?
眠っていたらしいりりは寝ぼけながら目をこすっている
頭はふわふわなロールケーキみたいな
クルクル巻き毛が覆ってる
あのね、今度は虹のおまつりでなくて
ヒノキのお社のお祭りよ
へ~そーなの?
大丈夫かしらねぇ?
なにが?
だって・・・
金縛りにあったりして
吉祥天さんのお使い人がよけてくれたけど
なんか時々心配でさ
ふーん・・・心配性だよねーうふふ
いいでしょ!この世はなかなか大変なのよ
そっか
また一緒にミラクルパーティすれば
手順がわかるよ
そ、そうね
そうしよう
そしてわたしは瞑想する=ミラクルパーティ
***
ミラクルパーティー会場
・・・・・
またまた吉祥天さんが!
そしてオーディエンスになっているちょっと恐ろしげに感じたりする雅な方々を螺旋状に吸い込んでいく
螺旋の道を辿って雅なお嬢様方は次々吸い込まれ・・・吸い込まれ・・・
ひゅるひゅる~
そのトンネルは光っている
その道は幸福に満ちている
その光は温かい
・・・・
太陽のような光の玉
そのなかに柔らかな女性の姿
ふっくらした弧を描いて光が巡る
―瀬織律姫
眩しい
顔と胸に向けて光が届けられてくる
へーこんなにはっきりお目にかかるとは
不思議ですね
するとそこからさっきの雅な方々が逆方向になって向かってくる
よく見ると
その方がた
これまでよりはるかに軽やかなお出まし
冠のように頭頂が光っていて背も伸びたみたい
連なる幾何学的なシルエット
光の存在にお成りなのですね
どちらが家なのかわからないけれど
お帰りなさい
よくいらっしゃいました
***
りりちゃんもお客さんになる?
へへ、そうだね~どうせ一緒になんかするんでしょ?
は、そのとおりですね!
2012-09-19
りりの庭 その3~雅な女性
金縛りだわ!
まったく!
なんでこうなるの~?
迷惑なのでは?
ぞろぞろと
なんだか妙だし
怖いし・・・
身分の高そうな人たちの大行列
大名ではなく
そそとした煌びやかな衣装
雅なお嬢様方の行列だわ
なにやら冠りものして
着物は平安朝の装束
旅姿
髪は長く垂らしていて額が見える
皆様楽しいというより
厳か
そして少し寂しく
少し悲しく
少し孤独
これからの境遇とは?
―私 行かなくてもいいんじゃない?
するとお嬢様方はにわかに
やんややんやのざわめき
そんな~がっかりだわ
おお、うそでしょー!
現代語だと
マジ?!
みたいな反応
でしかたなく
行くよ行くってば・・・いえ行かせていただきます!
だって怖い感じなんですもん
***
りりちゃん、これどう思う?
ん・・・・?
りりちゃん!いる?
庭を見渡してみる
姿が・・・ない?
そ、そんな!!
さっきの雅な方々の関係でりりの姿が消えた?
そういえば
この間りりが植えてた虹の球根は
庭の球根どうなったろう?
よく見ると土が渦巻きになっている
りりが取り込まれている・・・
底なしの沼のよう
おお、どうしましょ!?
あれれ?!
しばらく呆然としていると
りりがそのままびよーんと沈んで
伸びて伸びて
虹も
いっしょに伸びて伸びて
垂直に下がったかと思ったら
ひょいっと一回転して円になって正面に戻ってきた
はぁ
虹の大車輪ですな
へへ~おもしろいでしょう!!
と得意満面なりり
なんてことはない
何でもへっちゃらのりりちゃんでした
***
虹の大車輪はそのまま天の女神さまを連れてきた
そして私の右に立つ吉祥天さん
ややっ
そこから分裂して何かがらせん状に降りてきた
そして左に立つのは
男性のようなかっこいい女性の姿だけど
甲冑でもきているような
何とも凛々しいスレンダーなお方
お使いにしてはかっこよすぎない?
そして交通整理?
そう、あっという間に
雅な方々を整理整頓して
ここまで下がっててねというように
私の左に寄せてくれた
これなら怖くないでしょ?
みんな「観客」だからね
今度のことはよろしくね
雅な方々も素直に従ってくれている
おお、彼女らはオーディエンスだったのね!
では次なる舞台の準備に取りかかるとしょう
2012-09-10
聖母マリアの誕生日
地球の子らよ
真綿のように
雲のように
ふっくらとした煙
絹の衣
そこに腰をおろしていいのです
身体をゆだねてください
ほんのり優しい香りがするでしょう
そのままゆっくり
何処を枕にしても大丈夫
真綿があなたを包みます
光にみちて包むでしょう
用意されていた
ずっとあなたを待っていた
そこに居て大丈夫
人は皆それぞれのそこがある
そこから自由に歩みます
それぞれの歩みは
それぞれの歩幅で
それぞれの速さで
それぞれの色で
それぞれの音で
それを見ているのがとても心地よく素晴らしい
その調べを私たちは見て聴いているのが好きです
地球は美しく輝いて見えます
~聖母マリアからのチャネリングメッセージ~
2012-09-06
9月のはじまりの風
夕暮れ
雲の間に何を見ますか
夕日に照らされた赤い龍
黄色い天使
どれも風を浴びて
風を力に換えて
あなたを見ている
あなたの今日
あなたの明日
光は一様に平等
そのことを信じてください
好きなだけ必要なだけ
浴びていいのです
秋の気配を感じているでしょう
共に感じている人とつながりましょう
空はやがて虹色に満たされるでしょう
2012-09-05
満月に酔う
月光の力で浄化されたら
次の舞台
ミラクルな夜には風に乗って
雲間を歩こう
架け橋になるものは見つかっている
何かはあとのお楽しみ
紺色の夜が更けて白々と夜が明けて
燦々と太陽が息吹をあげているこの日
戸締りは必要だろうか
見えるままをただ見て
感じるまま感じて
ただ微笑んでみよう
2012-09-04
登録:
投稿 (Atom)