孤立に慣れすぎた人間は
強いのか
弱いのか
それとも
もはや人の躰を越えて
住処をすでに変えてしまっているのか
その人間は
遠い星から来て
さらに遠い源に帰ろうとしている
緑が萌える
燃える
大気と命
風が吹けば香りを運び
無意識のうちに吸収された日々が過ぎようとしている
水のざわめき
せせらぎに生き物は安らぐ
怒号のようにすべて奪い去るエネルギー
星の怒りのように抗う術なし
神妙な氷の水音
地底の湖
忘れられたかつての地上が浮かび上がる日はもうすぐ
やーれやれ
たまに呼ばれたかと思うと
またやっかいごとかい?
ふふん どうせまたへんな頼み事だろうよ
ねね、ねぇってばさってばよってば~
りりはいつもどおり絶好調
で、甘えてみせる
そんなに甘えて捲し立てられても何にもでないよ
なんにも出さなくていいからさ
教えてよ
ほら来た物は出さず答えを出せとな
ふふん
わたしゃ便利なお使いじゃないよ
そんなこと言わないでさ~
ね♡
ね♡♡
ね♡♡♡
ふんそれで何が知りたいんじゃい!?
あのね
あそこの木の下に座っている少年みたいな青年の隣のあたりにいつの間にか陣取っているきれいなおじさんは誰???
ほほーーー
りりばあちゃんのしわしわ瞼の先に見えるキラキラは
あの綺麗なおじさん
ばあはしばらく眺めてから
黙り込む
長い白髪が風に揺れる
・・・・・
何者かって?
そりゃあんたが呼んだんじゃろが
へーーーーーーーーーー
あたし 知らないよ
迷ったからじゃろ
見て見ぬふりするから
隙間に入られたんじゃ
えーーーーーーーーーー
どーしよーーー?
どうなっちゃうの?
ここは大丈夫?
おや
めずらしく庭の心配かい?
ここは不動の庭
誰にでもあるが皆気づかないだけじゃ
あんたは知っているのだから
この庭の心配なんぞするでない
しばらくあんたの言う綺麗なおじさんはそのままにしておき