風を感じる

風を感じる風景


切り取った一コマの景色に一瞬の光


そして過去から未来への時の流れ



風が吹いて


予感を告げる

スーパームーンの為せる技

全面に光を当てるには

浄化せねばならぬ


これまでの所業の数々


良かろうが悪かろうが


すべてが表沙汰になる

そうでなければこの光は得られぬ



そんな一日




冷える身体にこそ陽の光が沁み渡る

月が魔法にかかったように昇るとき

そして冴え冴えとした夜の向こうに傾きかけたとき


それぞれの胸に見えるものはみな違うだろう





それが己なのだと振りかざされた剣ようにココロに突き刺さる

そして知っていたはずなのに愕然とするのだ

秋のアバンダンティア

この時期になるとアバンダンティアがやってくる

こちらからも呼べるように伝授されているのに

この女神はいつも自らやって来てくれる


ココロ？優しいこの女神が訪れるのは庭に眼をやっているときや夕日の鈍いオレンジのたわみをみつけたときなどだ

秋の深まりの季節感とともに誰のところにも来ている


気づくかどうかの問題で自分が「今ここにいる」のを知らせてくれもする



＊


痛かった心も

痛かった胸も

今は暖かいででしょう


今あるあなたは素晴らしいから

陽だまりの暖かさそのものをあなたは感じていいのです



土の情というものを知っていますか

土にはぬくもりと可能性

育みと浄化を司り

水を涵養し

ありとあらゆる存在に証を与えます


静かにそのことを感じて味わってください




　アバンダンティア



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャネリング　　Lili

りりの庭～鬼と遊ぶ その３

うとうと・・・・


おや・・・・


これはきっと夢だよね・・・




＊＊



芋虫かな・・・

蚕みたいな白いもぞもぞ


むむうーん

巨大なナメクジみたいな形の蚕だなぁ

見たことない芋虫系


何しているの？




おいらかい？


決まってるよ


火をつけているのさ


ひっひっひ


おおおお！




そこは確か近代的なガスレンジ

消したはずなのにいつの間にか火がついている



また消してみる



うっひっひ



おおおおお！


また火ついている



ガスレンジの脇をナメクジみたいにへばりついている奴はいったい何者だろう？


白いなめくじのオーラがほんのり揺れている

そうだこれは火種


触れると火がつく


燃えカスに再び火を起こす



松ぼっくりにも火がつく


ほんのちょっとの油断に付け入る火種のナメクジ


おやおや

顔があるではないか


鬼のような顔



そんな虫がこの世にいるのか


そうやって火をつけ

不幸を呼ぶ


けっけっけ



☆むんぎゅ☆


あれ

簡単に踏みつけられた

ぺったんこ



＊＊


りりちゃん！

あいよーーーーーー


今度は何しているの？


うん

お庭にいた虫をつかまえたよ♪


お池に入れてね

すくってみたんだ

うふふ

逃がしたんだけどね


そのあと通りすがりの人が踏んじゃったんだよね・・・



死んじゃったのかな・・・・


もしかしたら


ぺったんこから

再びむくむくと・・・・・！？